SNSなどで政治に関する話題を扱っていると、ごくたまに私自身が立候補して選挙に出るよう言われるようなこともありますが、

あくまで、私は「一有権者として適切な判断が行えるようにすること」を心掛けているのであって、それは到底大衆に選挙された代議士(※政治家)ごときに出来ることではないと考えています。

そもそも、呆けたことを言う奴に対して「あなたは愚かだ」と言ってしまう人間には政治家は向いていません。

選挙に勝つ(※当選) するためには大衆に迎合せざるを得ないわけであり、
そうなると、どうしても高邁さ」よりも「有権者と同じ目線」という低俗な感情論が優先されてしまう のです。

堕落せざるを得ないんです。

大衆を啓蒙し、世の中を変革する歴史上の偉人のような英雄は、
残念ならが、代議制民主主義 のなかで誕生することは此れから先もありません。

結局、先の参議院選挙に於いては、ポピュリズム の候補者が濫立し、
そのなかでも 参政党 のような 極右 が議席を伸ばす結果となりましたが、
エビデンスよりも感情を優先する大衆の 反知性主義 的な傾向が より一層顕著になってしまった現状に対し、
「道徳の敗北」を痛感させられるとともに、我が国の行く末に対しても、より一層危機感を強めるに至りました。

参政党支持者 は、神谷 を英雄のように考えている節がありますが、
知的エリートに対するコンプレックスをこじらせた連中の、ルールを弁えない「日本人ファースト」は容易に破綻しますよ。




あたかも、手前を 時代劇に出てくる 素町人 や どん百姓 のような「被害者」と位置付けて美化し、
専門的な知識やノウハウがないことを恥じるどころか、むしろ誇ってすらいる。

自分が損をしてでも他人様の足を引っ張ったり、弱いものいじめを平気で行う、
ただだだ無責任なだけの「日本人ファースト」に将来性がある筈がありません(笑)。