天皇陛下がイギリスのエリザベス女王の国葬に出席される方向で調整に入っていることが分かりました。複数の政府関係者が明らかにしたものです。

また、関係者によりますと、皇后さまも出席のお気持ちを持たれているということです。

天皇が外国王室や元首の葬儀に出席するのは異例のことで、1993年におこなわれたベルギーのボードワン国王の葬儀に、当時、天皇皇后両陛下だった上皇ご夫妻が出席された例があるだけです。

天皇皇后両陛下は、即位後初めての外国訪問として、エリザベス女王から国賓としてイギリスに招待されていて、コロナ禍で延期となっていました。



通常、天皇陛下が国内外を問わずに葬儀に出席されるのは異例でありますが、
昭和、平成、令和と3代に渡るエリザベス2世との交流があったこと、
天皇陛下が即位後はじめての外国訪問として、エリザベス2世からの国賓として英国に招待されていたことからも、陛下の強い希望によるものだと拝察できます。


また、直近の例として1993年(平成5年) 7月に崩じられたボードワン1世 (※ベルギー王) の葬儀に、当時の天皇皇后両陛下 (※上皇ご夫妻) が参列された例がありますが、

その時のスケジュールについて、水菓子さんが紹介してくださいました。


こういった報道はおそらくデマではないと思います。

両陛下が参列なさることについては良かったと思います。

 

天皇は基本葬儀には前の天皇・皇太后の大喪の礼・

 斂葬の儀以外は参列なさらない。

唯一の例外と言えるベルギーのボードワン前国王の葬儀は当時の天皇皇后両陛下(当時)の私的なご旅行という形の私的訪問を閣議で了承されました。

今回のエリザベル前女王の葬儀も私的なご旅行という形でのご訪問となるでしょうね。

コロナの心配もありますが

前回のボードワン前国王葬儀参列への日程を見てみると

8月6日(金)東京 御発
ブラッセル 御着
8月7日(土)ボードワン国王陛下葬儀 御参列
8月8日(日)ブラッセル 御発
8月9日(月)東京 御着
 
となっています。
葬儀参列だけの強硬な日程です、感染の可能性は低いと思われますが、、、、、心配ですね。
 
しかし、いくら慣例とは言え諸外国の元首の葬儀を「私的な旅行」と表記するのは相手の国に対して失礼にあたるのではないかと個人的には思います。
これは、どうにかならないのでしょうかね。




政治的な観点を抜きにしてみれば、私は『私的』という表記は必ずしも非礼には当たらないと思いますし、
先例のタイトなスケジュールについても、相手国の経済的負担を考慮された上での『皇室のご意向』が反映されたものであると拝察できます。

被災地を訪問される際にも、天皇陛下が『日帰り』の日程で調整されていることからも分かるように、
深い悲しみの中にいる人々の負担を増やすことを、天皇陛下は望んでおられないのです。

また、憲法上定められた『国事に関する行為』は、内閣による『助言と承認』を要しますが、
国事行為にあたらないその他の行為についても、内閣が責任を負うものであることに変わりはありませんが、天皇陛下の御意志によって行われてきたものであります。