およそ30分間にわたる会見で、愛子さまは冒頭、昨夜宮城県と福島県で、震度6強を観測した地震について言及し、「昨夜の地震により亡くなられた方がいらっしゃると伺い、心が痛んでいます。ご遺族と被災された方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。」と述べられた。
その上で、去年12月、二十歳を迎え、成年皇族になった心境については、「これまで様々な形で支えていただき、成年を温かく祝福して下さった方々に、心より感謝をお伝えしたいと思います」「天皇陛下より勲章を神授していただきまして、初めて身に付けたとき、勲章の重みを感じて身の引き締まる思いがいたしました」などと語られた。
また、両陛下への感謝の思いなどにも触れ、「両親は、私の喜びを自分のことのように喜び、私が困っているときは自分の事のように悩み、一番近くで寄り添ってくれる、かけがえのない、ありがたい存在でございます」「たくさんの愛情を注ぎ育てて下さったことに深く感謝しております」と述べられた。
一方、性格や趣味など、ご自身については、「(長所は)強いて申し上げるならどこでも寝られるところでしょうか」「那須の御用邸に行き、着いた晩に縁側にあるソファで寝てしまい、そのまま翌朝を迎えた、なんてこともございました」「自由にのびのびと育ったようで、少しマイペースな部分があるところだと自覚しております」とユーモアを交えて明かされた。
愛子さまは、現在、学習院大学2年生。成年皇族としての記者会見は、去年12月の誕生日の際には、学業を優先するため見送られ、春休みを迎えた今月に日程が調整されていた。