私の寝室には、ダブルベットが一つある。



結婚後、妻と寝ていた。


娘が生まれてから数カ月は、娘と妻が寝ることになり、私は2軍落ち。

つまり、床に敷いた布団である。


娘が寝返りをうつ様になると、ベッドからの落下を防ぐため、私がベッドへ。

妻と娘は2軍落ち。

厳密に言うと、妻は1.5軍。いったりきたり。


娘が泣けば布団に下り、寝かしつけたら上がってくる。

寝かしつけながら寝てしまう事もしばしばだった。


そして、現在もその生活は続いている。


ベッドで眠りに落ち、夜中に目を覚ました娘を寝かしつける為に布団に下りて、そのまま朝を迎える。

今日もそうだった。



a.m.0:42 8.July


「あれ~、ママがいなぁ~い」


娘の声が寝室に響いた。


2人でベッドを下り、娘に近付いた。

「ママ~」と叫ぶ娘に、私が先に近付いた。


すると…。


「怖い、怖い…」


えぇ~…。

いつも仲良く遊んでるじゃ~ん…。


「パパ、ベッドに行って~っ」


えぇ~…。

どうせ思春期になったら嫌うんでしょう?

まだ2歳じゃ~ん…まだ、いいじゃないの…。


あんまり刺激を与えて目を覚まされても困るので、ベッドに退散。

すると、なぜか手を叩いて笑う娘…。


何なんだ?



a.m.0:56 8.July


妻がベッドに戻ってきた。

すると、また娘が目を覚ましグズリ出した。


「ママ~、どこ行ったの~」


もう一度私も行ってみる。


「怖い、怖いよぉ」


2連敗。

わざわざ自ら自分のハートに傷をつけた私。

すごすごとベッドへ戻る。


「パパ、お薬飲んだかな」


うんうん、飲んだ。

心配してくれてありがとう。


「雨、やんだ」


うんうん、止んだみたいだね。

明日は晴れると良いね。



一方通行のコミュニケーション。



「朝ごはん食べるからね。パン食べる」


うんうん、一緒に食べよう。

じゃあ、もう寝なきゃね。


おやすみ。