システム依存からの脱却【東京新聞3月27日】 | 〝人生を楽しむヒント〟~happy & big smile~

システム依存からの脱却【東京新聞3月27日】

今日、私たちはさまざまなシステムに依存して暮らしている。
ところがシステムは何らかの想定の範囲内で維持可能なように、設計されている。
原子力発電もそのひとつであった。これ以上の地震は発生しないという想定でシステムは設計されていた。
今回の大災害もふくめて、この数年に世界で起こっていることは、システムの前提になっている想定が人間の思い込みにすぎなかったという事実の暴露であった。

「想定外」の事態がおこり、システムが崩壊したとき助けになるものは、人々の冷静な行動であり、支え合おうとする人々の意思と働きなのである。

システムは、想定外の事態がおきた瞬間に崩壊する。それに対して、支え合い結び合う人間たちの働きは、どんな事態でも力を発揮する。

とすると未来の社会は、どんな方向に向かうべきなのか。それはシステムに依存しすぎた社会からの脱却であろう。

私たちに求められているのは、人間の結び合いが基盤になるような社会の創造である。

(「時代を読む」から内山節・哲学者・立教大学大学院教授)

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多くの企業には企業システムがあり、
またその企業は、市場システムの中にある。

子供は教育システム…

年金や社会保障のシステムは、すでに崩壊が懸念されている。


記事にあるように、
これからは、いままで通り行かないと思う。

必ず深い人と人とのつながりが必要となる時代がくる。

そして、すでに当たり前にあるシステム、情報や手段。
それらに対しても、
疑問を抱き接するべきだと思う。

本当にそうなのか?
もっとよい手段はないのか?
こうすれば、より良くなるのではないか?


自分のちっぽけさを認めて、
考えて動く。


多くの人が素直な人たちと結びつき、
この時代を生き抜ける事を祈ってます。