左利きの気遣い | 日々是決算

日々是決算

雑記です。好きな事や趣味、思うことなんかを呟きます。

おさーんは左利きである。
だが、ひとつを除き日常生活で困る事は無い。

左利きで今も困る事と言うのは外食だ。
何故なら箸を持つ手が隣の人と当たるからである。

さて、ここで普通の人(右利き)は、誰が隣に来ようと手が当たるなんて事は考えもしないと思う。

右利きの人が全く意識もしないその理由は、常に左利きの人が気を遣っているからだ。

例えば、テーブルに座るとする。

席は4つあるが、左利きが座る位置は2箇所しかない。


この為、左利きはテーブルを見た瞬間から虎視眈々と狙いを定めているのだ。


左利きは左手がテーブルの端に来るように座るのである。これは左利きにとって絶対である。

不幸にもその場所が取られてしまった場合は、「申し訳ないが」と前置きし、理由を説明して変わってもらうのである。

これは普通の人に不自由な思いをさせない為に、左利きがどうしても譲れない事なのだ。

だが、多人数で食事をする場合はまだ良い。厳しいのは、ひとりでカウンターや相席などで座る場合である。

この場合、席を代わってもらう事は出来ない。だから、着席の際やや右側に座り、左側を開けておくのが前準備。


次いで、ご飯を食べる時には、ボクサーのように脇をビシッと閉め、手首だけで箸を返して左側のスペースを使わないよう心掛けるのである。

これはなかなか大変である。
あまりに隣との間隔が狭い店は、諦めようかと思う程である。

だが、最近はかなり楽になった。コロナ禍のお陰でソーシャルディスタンスが取られ、隣との間隔がこれまでの倍ほどになったからだ。

左利きに取っては、ソーシャルディスタンス様々なのだった。

普通の人は、日夜この様な戦いが繰り広げられているなど、露ほども感じないと思う。

だが、左利きに取っては外食は戦場である。左利きは人知れず、常に孤独な戦いを強いられているのであった。


※何人かの左利きに確認したら皆同じだと言ってるので間違いない話