忘れることなど出来ないし、忘れようとも思わない。

もう近付けないと分かっている貴方に、何故か近付きたく思ってしまうあたしがいる。


「それでもいいよ」と言ってる声がする。


だけれど、進めなかった、進まなかった。

だって、貴方が一番だからだよ。誰かのもとへ行ってしまった貴方が一番で、貴方もあたしが一番なら、進めるわけもない。あの日から止まったままの思い出さえ、思い出なんかじゃないって、夢なんかじゃないって、そう思ってしまう。


嘘じゃないから。全部。

全部。嘘じゃないから。


あたし、頑張るよ。

浸ってるだけの自分からの脱却。


だから、どこかで応援していて欲しい。