嫌われたくない。
・・・嫌われたくない、誰からも。そんなの無理。分かってる。
どうして数があって、数える能力が人間にはあって、順番が生まれるんだろう。生まれてしまうんだろう。
1番だとか、2番だとか・・・誰もが一番になりたいに違いないのに。あたし分かっとんのに。あんなに愛されたくて仕方なかった母親に、「お兄ちゃんが一番。」だと言われて悲しかったから、だから分かっとんのに。
動けない。
でも、動かないと、この一歩を頑張らんとかん。
きっと動きたくない。きっと傷つきたくない。傷つけたくもない。
なのに、嫌われたくない。
もぉめっちゃくちゃだよ。
くっちゃくちゃだ・・・。
何でこんなんなんだ?
・・・もう全てを忘れさせてください。
じゃなきゃ、進めれん。
どうするの、どうしたいの自分。
このままじゃワガママで、そんなワガママな自分の事も許されないし、自分で自分を許すことさえ出来るはずない。嫌いになる、自分がどんどん嫌いになる。そいで、また人が、人間が嫌いになる。ややこしくなる。面倒くさくなる。投げれるなら投げたいけど、投げれないし、投げれた試しはまだない。
ダメだよ・・・。
このままじゃダメなんだよ・・・。
刺さる。心に久々に刺さる。いや、初めて刺さる。似てるだけだ、幼い頃の記憶と似てるだけだ。