自閉症ｽﾍﾟｸﾄﾗﾑ⑥

「音」としては認識しているけど 「言葉」として認識できていない

歌を聞いて 歌詞の意味とは無関係に音を追って繰り返し歌う時のような感じです


言葉というのは 人間が他者とやりとりをする場合に圧倒的なシェアを誇るコミュニケーションツール

他者との関係・コミュニケーションを行う能力や認識が乏しいので
その手立てとして存在する「言葉」を「言葉」として認識すること自体に時間がかかります


だから 喋ってはいるけれど独り言だったり 一方的だったりもするわけで


なので 自閉症の人に言葉を教えていく時は
ものに名前があることから始まって相手に何かを「伝えよう」とするところまでに 長い長～い道のりがあります


日常的にある程度喋るようになっても
何故か特定の分野だけは言葉を使って表現することはなかったり.....

ちなみに三男は 「色」と「数」がそうでした

何度教えても「あか」がわからない

数は全て指の数で表現していて
「何歳？」と訊かれ指を３本出すだけ

年齢を言葉で言えるようになったのは５歳になってから

つい最近です


なので最初の発達検査では「数の概念がありませんね」と言われました

けれど実は「数」と「言葉」が繋がっていなかっただけで
年長の今は指を使わずに２桁の足し算・引き算をします

そして何故か 指を使って計算させたら いきなりできません

不思議なもんです

via 発達障害一家・５人揃ってアスペ＋ADHDだからできること
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