発達障害児の就学・普通級について② | 発達障害一家・5人揃ってアスペ+ADHDだからできること

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ADHD+アスペルガー症候群の当事者です

息子たちと旦那も同じ障害を持っていますが
だからこそできること  を大切に。
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*このシリーズに関しては 言葉の言い回しを不愉快に感じる方が多いかもしれません。
マイナス面も隠さず 現実的なことを書きますので 負担になる方はスルーして下さい。
それでも読んでくださって なお不愉快な思いをする方がいたらすいませんm(_ _)m
また 記事の性質上 数値に触れ ある種の線を引くような表現も多くなります
苦手な方はスルーして下さいm(_ _)m








学習にしても 活動にしても
普通級では 「学年として」の年間計画があり それにそって生活が回っていきます。

誰がどれだけできているか・理解しているかとは別のところで決められている計画なので 例えば1人が全くちんぷんかんぷんでも 進めていかないといけない現実があります。

なので 誰かがテストで30点しかとれなかったとしても だからといって学習の進度が変わるわけではありません。

「合格点」の設定されているテスト(コンクールやコンテストなどと称されるものが定期的にあります。基礎的な問題を集めた振り返りのテストで 多くの場合は合格点は90点程度に設定されています。普通級においては 合格できるであろう 問題しかない くらいに基礎的な問題ばかりのものです)
で不合格であれば 何度か追試を行なったり そのテストに対して指導が入ったりはします。
また 明らかに学習に困難があると思われるお子さんに対しては 最初に書いたように 「気にかけて」みてくれる学校は増えていますが
「理解できるまで」付き合ってくれる・待ってくれる ことはないと思った方が無難です。



これは学校によりますが 中には「抜き出し」的に個人を取り出して
算数や国語などを個人的に指導してくれる場合もあります。
この辺りは 学校次第・親次第 なのが現状で
親側から何かアクションを起こさない限り 「集団の中の1人」 の枠から出ることはなかなかありません。

「個人」主体ではなく 「集団」「年齢」 主体であること。

それが 支援級や支援校との大きな違いです。




「普通級」というのは 言葉そのまま「普通」のクラスで
多くの人たちが当たり前に想像する学校生活がそこにあります。

多くの大人が考える「子供時代」もまたそこに存在します。

友達と触れ合い 笑い 泣き 喧嘩したり仲直りしたりして
時には協力し 時には励まし合い
学習だけではない「年齢相応」の活動があるわけです。

その生活には 大人になるまでに必要な「経験」がたくさん詰まっています。

何気ない 当たり前の環境の中で学ぶことは 「社会」に出て行くために必要な貴重な財産になります。

しかし反面 その「当たり前」が 発達障害児には高いハードルが多いことも事実です。






続く[みんな:01]





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