人との関わり | 発達障害一家・5人揃ってアスペ+ADHDだからできること

発達障害一家・5人揃ってアスペ+ADHDだからできること

ADHD+アスペルガー症候群の当事者です

息子たちと旦那も同じ障害を持っていますが
だからこそできること  を大切に。
HP URL:nekomama.site



発達障害を持つ人間が 社会の中で生きて行くために いちばん気をつけて大切にしないといけないこと


私はそれを  「人との関わり」 だと考えます



とても苦手で いちばんしんどいこと。


だからこそ


いちばん頑張らないといけない


人は 人の中にいて 初めて「人」であり

1人で 生きていては 人 としての幸せもないからです


そして 本人がどう思おうが その意志とは関係なく

人は人の中で生きることを余儀なくされているのだから・・・






哲学的な言い回しになりましたが

要は 「社会で生きて行くために 必要なこと」ってことです



私の経験と主観から 話を進めますので

不愉快に思う方がいたらごめんなさい


けれど 私は これを 「現実」 と考えます




障害の特性は 本人の努力ではどうすることもできないことがたくさんあります


感情のコントロール・こだわり・社会的ルールの理解・お金や時間の管理・身辺自立に必要な概念や能力・・・



数え上げればきりがないけれど

その多くは 周りは自然に身につけることや

教えなくても わかっていくこと


相手の気持ちや 善悪の区別

人として超えてはいけないライン・・・


子を育てる中で とても大切なこと


それだって 日常の会話や躾の中で

本来は 自分で気付いて 形どっていく


それが 「価値観」になっていく


たいていの子供は それらの概念が通常範囲を超えることはなく

親からの情報を柱に 

さらに周りの社会からの情報を取り入れながら。


けれど 発達障害児はそうじゃない


そんなふうに 自分で練り上げて行くと

社会的な常識から大きく外れて行く・・・


それは 私たちは 元々 感覚が違うから。


みんなのとっては嫌なことも 平気だったりするし

そうかと思うと みんなにとって当たり前なことも 苦痛で仕方ないことがあったりもするから。


物事に対する認識自体がまるで違う


だからこそ 発想が面白かったり

感性が豊かで 素晴らしい能力が発揮できたりするんだけども


そんないいことばかりでもなくって。


わかんないもんだから 訊いて見るんだけど

「なにいってんの?当たり前じゃん」

とか

「そんなこと 言わなくてもちょっと考えたらわかるでしょう?」

などといわれるので

聞いちゃいけないのかな  と思うようになって

だけどわかんなくて


でも 聞けなくて。



ごまかしたり


(だって みんなおこるんだもん)矢印心の声


わかったふりをしたり


(わかんないのは いけないことなんでしょう?)



そうやって わからなくても 自分でなんとかしようとしたり。


そして それでもできなかったり。


でも 「当たり前で大切なこと」ほど

「当たり前過ぎて」

誰も教えてくれなかったり


するわけで。


だから 自分の感覚で「常識」や「ルール」を解釈していく・・・と

「えぇ!?冷

てなことになるわけで・・・




そして それは 言われないと またわからない




社会生活の中で

どうしてもできないことがあっても

どうすればいいのかわからないし

助けを求めても 助けてもらえない と思っているので

できないことを ごまかしたり なかったことにしよう としてしまったり・・・


そんなことが よくあります



その気持ちは 痛いほどよくわかる。


だって しんどいから。


みんなが思っているよりも もっともっと・・・・



別次元で。   すごく辛いから。


でも。


それでも 絶対 頑張らないといけないポイント がある。


そこだけは 外せない 大事なこと


それは 「人の信頼を大切にすること」 と 「誠意を持っていきること」


私は そう思っています。



(続く・・・)