金山のホテルで夜を明かし、地下鉄名城線右回りに乗って平安通駅に向かいます。

平安通駅から地下鉄上飯田線に乗り換えです。相互乗り入れしている名鉄300系が発車待ちしています。地下鉄上飯田線は名鉄小牧線上飯田駅から名城線平安通駅まで接続させるために1駅分だけ開通したので2分で走破する短い地下鉄です。

上飯田から名鉄小牧線に入り、小牧駅を発車すると2006年に廃止された桃花台新交通ピーチライナーの高架線が見えます。

小牧原駅から見えるピーチライナーの高架線。永らく手付かずの状態でしたが、今は撤去工事が進んでます。

犬山駅手前の羽黒駅で降りて少し小牧線を撮影します。

名古屋市営地下鉄7000形 上飯田線用の車両で2編成いますが、運用は午前中に1編成が走るだけです。車体以外は名鉄300系と同じ仕様です。

名鉄300系 小牧線用に造られた車両で、地下鉄乗り入れ車両ながら転換クロスシートを装備しています。


撮影を終えて犬山駅に向かい、岐阜バスに乗り換えて博物館明治村に向かいます。

岐阜バスはSuicaなどの全国IC共通カードが使えないので現金精算です。ちなみに犬山駅から明治村までは430円です。

ゴールデンウィークという事もあり、入場者も多いです。

明治村にはかつて京都で活躍した路面電車「N電」が2両動態保存されており、園内の移動にも使えます。


この日は壱號が運用についていました。ブレーキは手ブレーキのみで運転士が右手のハンドルを回してブレーキ力を調整します。

明治村にはもう一つの動態保存鉄道があり、明治時代に活躍していた蒸気機関車が活躍しています。

蒸気機関車は明治7年(1874年)イギリス製の12号と明治45年(1912年)アメリカ製の9号の2両が保存されており、この日は9号の運用でした。ちなみにトーマスは1917年生まれです。
連結器はリングをフックに引っ掛けて繋ぐ原始的な構造のネジ式連結器と連環式連結器です。ヨーロッパではまだまだ主流ですが、日本で見られるのはこの明治村と松山の伊予鉄道の坊ちゃん列車だけです。
明治生まれの蒸気機関車牽引列車で園内の移動を楽しむことができます。路面電車と両方楽しむならSL・市電1日券を買った方がお得です。
ちなみに明治村にはもう1両路面電車が保存されています。明治34年から40年まで名古屋で活躍した名古屋電気鉄道1形で、その後札幌に渡って昭和11年まで活躍していました。1世紀ぶりに愛知に帰ってきて明治村に保存されました。
園内には帝国ホテルなどの貴重な建造物が多数保存されており、ドラマ撮影などにもよく使われます。
午後まで楽しんで帰宅する人で混み合わない内に帰る事にします。明治村では元号が1世紀半以上変わってないようです。
犬山駅から各務原線直通に乗り岐阜に向かいます。名鉄岐阜駅各務原線ホームには美濃町線乗り場がありましたが、今は留置線になっています。
名鉄岐阜駅前の道路にも、かつては岐阜市内線の路面電車が走っていました。もう面影がありません。
岐阜駅からJRに乗り換えて大垣に向かい、養老鉄道へ。揖斐方面の電車に乗ります。
養老鉄道線 美濃本郷駅付近
7700系 TQ06編成 緑帯
600系 D04編成 京急塗装
600系 D04編成
7700系 TQ12 緑歌舞伎
この列車を撮った直後、太陽が山の陰に隠れました。夕方は列車本数が増えるし目当ての京急塗装が出庫したので効率がよかったですね。

最後は岐阜から名古屋まで名鉄の急行に乗ってのんびりします。

ちなみに前日ホテルに向かう前に寄り道したのは


この駅名標を撮る為でした。某高校の野外サークルに所属するピンク髪の子の名前は厳密に言えば読みが違いますが…。なんせ読み方が4通りもありますからね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。