11月

色んなことがあった月になりました。


私の仕事が繁忙期である

っていうのもあるんですが。

何より


大好きな祖父のお誕生日、命日

そして、
愛犬の命日




神様は11月を嫌いにさせようとしてるんですかね。



さて、題の通り
大切なあなたへ
ということで。


ブログを読んでくださっている方には
なんのこと?ってなるような
内容になりそうですが、

ただただ、会えなくなった人たちに
想いを伝えたいなと思い

綴らせていただきます。

読んでいただけると幸いです。




大切なあなたへ。




早くも2年が経ちました。
あなたがいないという状況に慣れてしまった反面

ふとした瞬間にいないことを思い出して
ぐっと苦しくなります。


いつだったか
亡くなった人の記憶は
声から忘れていくと聞きました。


そんなことはないと思っていたのに

鮮明に思い出せなくなっている自分がいます。

必死にたくさん撮った動画をみては
あなたの声を探しています。


もっと撮っておけばよかった。

隠し撮りするのではなく
堂々と。


私の名前を読んでくれている瞬間を
動画に収めとけばよかった。
笑ってる声を
怒っている声を
呆れている声を


後悔は年々積もっていきますね。



あなたが亡くなってすぐ
法要をする前夜の夢で

あなたは私たちそれぞれに靴をくれました。


みんなの前に一つずつ
形も色もなにもかも全く違う靴


私たちはみんなで各々にありがとうと伝えました。


あなたの家であなたのいつもいる場所の前に
私たちは立っていて

あなたの家にいるのに
なぜかそこはとっても白く輝いていて

私たちは各々に靴を履き始めて
似合う?
どう?
いいねその靴
ってあなたに話しかけたりお互いに話したり


でもあなたは
ずっとにっこりしたまま
一言も話さず私たちを見ていました。

あなたが
扉の方に目を向けるとなぜか私たち全員
あなたと逆方向にある扉に目を向けて

夢が覚めました。


法要の前日に見せてくるあたりずるいな
って思いました。


一言も話さないのも
あなたらしいと思いました。


私たちは
昔と違ってそれぞれ大人になって
それぞれの道を歩いていて

昔のように会えないし
一緒にもできなくなってきたし
そろそろ各々として向きを変える時だと思っています。


それをあなたが言ってくれた様だった。

靴をくれたのは

自分の足で歩け

っていう意味だと思った。

あなたと違う方向を見せたのは


自分の足で自分で世界を見てこいって
意味だと思った。



芯があって
曲がったことが嫌いなあなただから


独りじゃないけど一人で頑張ってこいって
言われたんだと。


たまに、申し訳なくなります。
あなたが愛してくれていた私たちが
揉めていたり
水面下でいざこざが起きていると

愛してくれてたのにごめんなさいって思う。


もっと笑顔でいられたらいいんだけれど。

これも私たちが大人になった証拠と思えたらいいのでしょうか。


あなたが空で笑っていてくれると嬉しい。


あなたを待っていた人が空にいて
あなたが待っている人は私のそばにいます。


ギリギリまで絶対こっちで
たくさん笑ってもらうからね。



あなたが私に見せたあの夢
靴をくれた日から
約2年。


あの日から
4年前に亡くなった大切な人もあなたも

一度も現れてくれなくなりました。


何度かきてくれていた大切な人も。

一度も。


呆れられたのかな。
もう私に幻滅したのかな。


思うことはたくさんありますが。


今の私なら大丈夫だって
言ってもらってるんだと思って。
前に進みます。


時が来たらみんなで迎えに来てね。
その日を楽しみに走り抜けるよ。







大好きなあなたへ。



あなたが旅立ってから
あっという間に1週間が経ちました。


空は広いですか?


走れていますか?
笑えていますか?
大好きなご飯はたくさん食べれていますか?



14年半という
長い時間お疲れ様でした。


私の人生の中で
あなたといる時間は長すぎました。


一人が嫌いな私のそばに
ずっといてくれた。


今まで生きてきた中で
どんな時も
そばにいて
ずっと話を聞いてくれました。


誰よりも私のことを知っているあなた。


辛い時は
たくさん笑って撫でさせてくれたね。


楽しい時はいっしょに笑ってくれて。


色んなことを共有しました。


幼かったからこそ
あった過ちも。


14年半も共に過ごしてたから
生活の中に
ずっといて


日に日に
あなたがいないことを実感します。


朝起きた瞬間
自分のご飯を食べ終わった瞬間
家事をするちょっと前
家事が終わった後
息抜きの途中
出かける前
帰宅後
自室からリビングに来た瞬間
お風呂に入る前
お風呂から上がった後
寝る前


いなくなって初めて
こんなにあなたが視界にいたのだと実感しました。



あなたが家に来たのは小学校3年生の時。


母が仕事に出て
鍵っ子になって

1人で家にいるのが怖かった時。


この間、あなたがなくなってから
初めて1人で家にいました。


とっても怖かった。


急に家が広く感じて

とっても静かで

時計の針の音だけ響いてて

あなたの足音も息も何も聞こえなくて

こんなに助けられていたんだと実感しました。


まだ1人は怖かったよ。
あなたがいないと怖いよ。


妹だと思って接してきたけど

きっとあなたにとって私が妹で
あなたは自分が姉だと思っていたよね。


正解だったかも。


今になって
もっと散歩いけばよかったとか
色んな後悔があるよ。

ごめんね。

ありがとう。

大好きだよ。


TVや外で犬や猫をみると
あぁ、かわいいって癒されていたのに

今は
見た後に

あなたに会えない
もう触れないって
心が押しつぶされてしまいます。



先日兄が

亡くなった人のことを思い出すと
空でその人の上から花が降る

っていう文章を読んだと言っていて

みんなで
あなたは花より
チーズの方が喜ぶからチーズにしてほしい

なんで話しました。


だから私たちはあなたのことを思い配るたび
あなたの周りにチーズが降ります様にって
願っています。



どうかあなたが空で幸せであります様に。


あなたを出迎えてくれる人がたくさんいたでしょう?


怖くないから
ちゃんとそっちで待っていてね。


私がそっちにいく時は
迎えに来てね。

その時はたくさんたくさんまた撫でさせてね。
大好きよ。





大切なあなたへ


どこかであなたが幸せなことを
笑っていることを

ずっと祈っております。






Miki.


お付き合いいただきありがとうございました。