昨日からTOKIOの山口くんが免許失効に気付かず運転していたと報道されているが、数か月前にも、ゴルフの石川遼くんが無免許運転していたと報道されていた。
天人、その時は軽く聞き流していたが、最近、その詳細を知って驚いた。
無免許運転のいきさつは下記。
□今年2月、米国ネバダ州で運転免許取得
□4月に帰国
□5月初旬の記者会見で、帰国後、国内でドライブを楽しんでいるこ とを話したが、それは法律違反だと記者に注意された。
※道交法上、国際免許で運転するには帰国後3ケ月以上経たなければダメ。
□父親も問題の大きさを認識し、記者に口止め。その時点では記事にならなかったが、後日、週刊誌にスッパ抜かれた。
□父親は、国際免許を取得したのは、国内で教習場に通うことが面倒だったから、と告白している。
驚いたのは、道交法に違反していた、そのことについてではない。
国内で教習場に通うことが面倒だから国際免許を取得したということについてだ。
今では、怪しげな人間も数多くプレーするゴルフとなり果ててはいるが、建前上はゴルフは紳士のスポーツである。
その、紳士でなければプレーしてはならないゴルフの、今や遼くんは並ぶ者とていないスーパースターだ。
ゴルフのみならず、スポーツ好きの少年少女にとって、憧れの的であろう。
その遼くんが、カネにまかせて、日本国内のルールが面倒とばかり、イレギュラーなことをした。
違法ではないにせよ、正々堂々と胸を張って言える行為でない。
遼くんさえ、あのようにしたのなら、私も、今後、法さえ守っておけば、抜け道対応しても後ろ指さされることはないだろう・・・などと思う者が出てきても、おかしくはない。
それほどに、今の遼くんの言動には世間に与えるメッセージ性があるのだ。
ネットでは、こういったやり方に関し、免許停止になった者が国際免許を取得し、国内で平然と運転する可能性も指摘されている。
最近、高速無料化制度を悪用して復興と関係ないトラックが水戸インターなどで乗り降りして問題となったが、あれも、根は同じ行為だ。
遼くんほどになれば、たとえ歳は19歳と若くても、その言動には責任を負わなくてはいけない。
また、保護者としての父親も、その辺、諭さなければいけない。
ン・・・。ひょっとして父親が、忙しい遼くんの身を考え、入れ知恵したのか・・・?
賞金全てを震災支援に当てるという、とてつもなく大きなことを発想し、かつ実行している遼くん。その彼に、こんなことでケチがついたままになるのは非常に残念だ。
遼くんに告ぐ。
今からでも遅くない。
青少年の模範となるべく、また青少年にコンプライアンスの大事さを認識させるべく、これまでの経緯を改めて説明し、日本国内で免許を取り直すと発表しなさい。
そうすれば、災い転じて福となす。
遼くん株は更に更にアップすることでしょう。
ズルしたことを反省するのは一時の恥。それを正せば、末代までその勇気を讃えられる。
名誉欲に凝り固まっていたどこかの国の首相とは違うんだというところを、すがすがしい若者の代表である遼くんに、ぜひとも見せてもらいたいものだ。