以前、TBSドラマ「DOOR TO DOOR 僕はは脳性まひ」で母親役の樋口可南子さんが言ったセリフだ。
尊敬する女優ということもありますが、とても共感できるセリフである。
むやみに、苦労するのが良いと言うわけではないが、苦労は人間自身を成長させてくれるものだと思う。
その理由は、忍耐力がついたり、辛さを克服する解決策(アイデア)が思いつくからだ。
だから、苦労がイヤな理由は、耐性が低く考える力も弱いからだと思う。
脳の思考力の強さは、筋肉のようにはわからないが、筋肉質な思考力を持つ人と鍛えていない人とでは話さなくとも眼の動きや表情などで、違いが出てくる。
誤解して欲しくないのは、知識量の多寡ではない。だから、中卒程度であっても思考力が高い人もいるし、遭った事は無いが、東大出でも思考力が低い人がいると思う。
今、私の娘は韓国留学していて、留学当初は親元を離れたことや、言葉が余り話せず不安で一杯だったようだが、2ヶ月強経った最近は、語学力も相当ついてきて、楽しく過ごせているようだ。
何より、逞しさが身についてきたような気がしている。
私は、人間は必ず環境に対応するように出来ていると信じている。
だから、苦労する環境に慣れることは成長する事だし、安心や楽な環境に慣れることは、能力を低下させてしまう。
常にピンチがやってきたら、逃げるか立ち向かうかの選択を迫られる。
もし、現状を変えたいと思うなら、ピンチだと思う自分のパラダイムを見直すべきだと思う。
そういう意味では、日本には最大のチャンスがやってきていると思う。
今が、チャンスをモノに出来るかふいにするかの瀬戸際だ。