成人T細胞白血病(ATL)に非常に良く効く薬がでました。
抗CCR4抗体で、商品名はポテリジオ(モガムリズマブ)と言います。
ほとんどのATL細胞の表面にはケモカインレセプター(CCR4)が
発現していて、それに結合する薬です。
結合後は生体内の免疫細胞(NK細胞など)が引き寄せられ、
それらの細胞がATL細胞をやっつけるしくみです。
ATLは以前は抗がん剤が主な治療法でしたが、
思った程の寛解率が上げられず、最もよい成績でも
40%(mLSG15療法)の完全寛解率でした。
このくすりは1週間に一度の点滴を8週間するスケジュールです。
しかし、生体内の制御性T細胞をもやっつけてしまうことがわかり、
体の免疫状態が下がり、様々なウイルス感染症をおこす副作用があります。
すなわち、ポテリジオ(モガムリズマブ)治療中もしくは治療後は
ウイルス感染症を含む様々な感染症に注意が必要です![]()



