筋肉の緊張と弛緩をコントロール



患者さんの施術をしていて感じるのが、ほとんどの方が、筋肉の緊張と弛緩が上手く機能していないなぁと感じます。忙しい日常生活や仕事のストレスによって無意識のうちに身体に力が入り、筋肉が緊張しています。


私が所属している身体操作の勉強会では筋肉の緊張と弛緩の切り替えをスムーズにする練習をするのですが、これがなかなか難しいのです。


いかに筋肉の緊張を滑らかにするかを丁寧にやっていくのですが、この滑らかに筋肉を弛緩させるのが難しく苦労するところで四苦八苦しています。


人間は力を入れるのは得意だけど、力を抜くのが苦手な生き物だと痛感します。この緊張と弛緩を滑らかにできれば疲労しにくい身体になるのですが、多くの方が力を抜くときにスムーズな動きではなくカクカクとした滑らかさがない力の抜き方をしてしまいます。


これを解消するためには日々のケアと意識が大事です。世の中にはいろいろなメソッドがありますが、その中でもお手軽に実践できるのは漸進的筋弛緩法です。漸進的筋弛緩法はアメリカの医師エドモンド・ジェイコブソンが開発した筋肉の緊張と弛緩を繰り返し行うことにより身体のリラックスを導く方法です。


やり方はシンプルで意識的に筋肉に力を入れて、そのあとゆるめる事を繰り返すだけです。


漸進的筋弛緩法を繰り返し訓練すると筋肉の緊張と弛緩がバランス良くなるので、ぜひ、今日から始めてみてください!


バリエーションで力をスッと抜くのとジワジワと滑らかに力を抜くのをやるのもオススメです。