合格が決まって報告させていただいた弁護士さんに勧められた1冊です。
- 新版 論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)/産業図書
- ¥2,376
- Amazon.co.jp
そんなに高くないか、と思ってしまうあたり、書籍に対する金銭感覚の鈍化を感じます。
というか、在学中からおすすめはされていたのですが、「日本語はできる」という自負(思い違い)や「法律の勉強で忙しい」という言い訳をして、避けてきたものでした。修習生も読んでいる、という一言で購入を決意しました。
で、近くの大型書店に行ったのが一昨日、2日間開くこともなく放置していた本書ですが、先ほどやっと読み始めました。
で、序論も半ばですが、感想というかなんというか。
このタイミングで感想っておかしいでしょ?おかしいんです。でも書きたいんです。
たった5ページ読んだだけですが、日頃思っていたことが次々と言語化されていました。一例をあげさせていただくと、「論理的な作業が思考をうまく進めるのに役立つというのはたしかだが、論理力は思考力そのものではない。」(同書1頁)。本当にそうですよね。そして、その2つをはき違えている人のなんと多いことか!その峻別なくして論理力も思考力も鍛えられるものか!
また、上記個所の続きになりますが、「閃きによって得た結論を、誰にでも納得できるように、そしてもはや閃きを必要としにような、できる限り飛躍のない形で、再構成しなければならない。(中略、原文改行)ここで重要なのは、あなたがその結論に到達した実際の筋道ではない。」(同書1~2頁)。まさにその通り!司法試験の問題でも、受験生は当事者の不満から論点を抽出するのかもしれないが(その方法は否定しないが)、論点はそもそも事実関係から生じるのだから、「当事者がこう言っているから、これが論点になる」って書いたらおかしいんです。私は、それを感覚的にわかっていたから論文でそんなこと書いたことはありませんが、先日在学生の答案を見て驚きましたね。なんだこれ、って(余談ですが、当事者の言った不満は試験委員の誘導なのであって、実際の当事者がそんなにはっきり言ってくれるわけはないと思うんです。だから、大げさに言えば、「司法試験にしか使えない思考過程」に過ぎないんです。)。
ということで、本書は彼が読むべきではないかとも思いますが、私が買ったのでとりあえず先に読みましょう。200ページくらいなので、今日中に読み終わりそうです。
やはり、思考の言語化は大事ですよね。司法試験は特にそう思いました(2回試験もそうなんでしょう。ほかの試験は知りませんので、あしからず。)。もっと早くやっておけばよかったと後悔しても仕方ないので、勉強します。
読み終えたら、書評でも書こうかな(書くとは言っていない。)。
