本日はこちら
アルファロメオ 1900 C52
通称、ディスコ ヴォランテ
"Disco Volante"
空飛ぶ円盤=UFOを意味します。
イタリアの方は
"Flying Saucer"と呼ぶのだとか。
実車はこちら
1952年~1953年にかけて作られました。
"Coupe"
2Lエンジンを搭載したモデルが3台。内訳はスパイダー2台(1台はフェンダーを削落としたfianchi stretti、クーペ1台の3種類。
その他、アルファロメオ6C 3000 CMの3.5Lエンジンを搭載した物を含め、計5台が製造されたようです。
異様とも言える姿は、空気抵抗を極限まで減らす事を考えた挙げ句、生み出されたデザイン。
パーツはアルファロメオ 1900 sprintをベースとしていますが、骨組みはチューブラーフレーム。
そこにワンオフのボディを乗せるレーシングカーです。
"クアドリフォリオ"のマークも
しっかりと付いています。
内装は至ってシンプル
3台造られたモデルは2LのDOHCエンジンを搭載し、最高出力は158psを発生。最高速度も220kmを記録したとか。
しかし、レースにはこのフェンダーが仇となり、出場記録があるのはスマートなモデルのみ。
高速域での不安定さもあり、結果は残せなかったという悲運の名車でもあります。
1952年…日本ではまだ殆どクルマの製造に至っていない時代…
イタリアの造形デザインや製造技術には本当に脱帽です。
リアも非常に独特なデザイン
フェンダーの膨らみ具合が美しい1台
顔つきは往年のアルファロメオ
しかし、アルファロメオは歴史が古いだけに難しいですね。
見た目に惹かれて集めたディスコ ヴォランテの詳細については、全く知りませんでした。
今回、記事にして私も勉強になった1台です。
クーペもありますのでいずれご紹介を(^^)
(Producted by BIZARRE)