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ここ2年くらい「競技能力を上げるための指導」という部分にフォーカスを当てて色んな文献を読み漁ってるんですが、、
アスリートのスポーツ場面(試合、練習)で最大限のパフォーマンスを発揮するために必要な要素を揃えるためにはどうしたらいいかを考え過ぎて頭がバグってきました。
身体的要素、精神的要素、競技的スキルの3つに分けられるかなと思っていて、身体的要素いわゆる体力要素、身体能力と競技的スキルは分離して考えた方がいいと考えています。
これはしごく当たり前のことなんですが、意外と出来てない人が多いイメージがありました。

例でいうと
サッカーでフェイントした後の加速度が遅いといった事例がありました。(お客さんにはブログ発信の許可済み)
16歳の男子です。小学2年からサッカーをしているみたいです。
この場合、動作解析含めて欠点がどこにあるのかを探していきます。
そこまで詳しくは書けないのですが、もちろんサッカースキルの問題もあるでしょうが、根本的な問題が多くありました。片足軸になった時の体重移動で身体が支えきれていないことや、平衡感覚が弱い、呼吸が浅い、脳での情報処理速度が遅いなどといったことです。
意識の仕方によって変化するパフォーマンス(技術的な部分)はもちろんありますが、そもそも身体能力や身体構成の部分に問題があるのであれば中々1発で解決することが難しくなります。
というか出来ませんね、、。

片足軸になった時(重心位置が変わった時)、不安定な時に身体を支えきれないのにはもちろんパフォーマンス中には顕著に現れますが、日常生活において重心位置が安定してないことがあります。
矢状面や前額面でのランドマークにズレがあったり、最近ではスマホを見る機会が増え頭部が前方に突出しているケースがよくあります。これは重心にも影響しますね。

また平衡感覚の悪さや脳での情報処理速度が遅い場合は目で物を追えていないなどといった眼球運動の制御なども原因としてあると思います。

更に呼吸が浅いとなると、十分な酸素供給が出来ずに一試合を通して安定したパフォーマンスは出せないことも考えられますし、余裕がなくなると正確なプレーが難しくなります。しかし、これは体力がないすなわち心肺機能が弱い、持久力が弱いと考えられがちですがそもそも胸郭運動が不十分であることも考えられます。身体構造が理由であれば、いくら持久的トレーニングを積んだところでパフォーマンスが高まることはありません。

このように、ひとつのパフォーマンスを引き出そうと思うと考えられるファクターは沢山出てきます。
これらの改善するには選手ひとりでは難しいですし、また何が原因なのかを追求、理解するのが大変ですのね。ですので、多角的なアプローチが出来るトレーナーやコーチが必要であると考えます。

まぁ、心理学的要素も大事だと思いますがまずは身体的要素(体力要素)を最低限欠点なく揃えることから始めるのがベストですね、、
後は、年単位の計画性のあるトレーニング。
ピリオダイゼーションをしっかりとして、シーズンを通して怪我なく今できる最大のパフォーマンスを発揮しながらも次のシーズンに繋がる練習をしていきたいですね。




今日の飯です。