糖質制限について考えていくと、
糖質制限食を食べている限り、糖尿病にならない
だろうということは十分に予測できると思う。
繰り返すが、血糖を上げる原因は糖質のみだ。
その糖質を食べなければ血糖は上がらない。
だから糖尿病ではないからだ。
究極の糖尿病予防が可能になることだ。
万一、糖尿病にかかったとしても
糖質制限をすれば、血糖は自然に下がっていくし
糖尿病の指標であるHBA1Cもまた正常化するのだ。
そして間違いなく究極の糖尿病治療だといえないか。
糖質制限が普及して一般化すると、2型糖尿病(いわゆる
肥満による成人型糖尿病)そのものが日本から姿を消す
可能性もある。糖質制限が一般的になれば、新たな2型
糖尿病が発生しなくなるだろうし、糖質食で発症した
2型糖尿病なら、糖質制限食にすれば自然淘汰される
と考えられる。
このように、糖質制限は多くの人に福音となるはずが、
光あれば影もありで、糖質制限の普及を苦々しく思っている
人もいるのだ。
日本糖尿病学会のお偉方と、糖尿病専門医の方々と製薬会社
だろう。要するに(糖尿病治療で飯を食って)いる人たちである。
糖尿病はドル箱 糖尿病は、製薬会社に取ってはドル箱だ。
患者数がたくさんいて、しかも薬を一生涯服用しなければいけない。
というのが、製薬会社としては最も【おいしい】パターンである。
自社の薬を処方してくれる医者がいて、糖尿病患者が減らない限り
糖尿病治療薬の売り上げは確保される。
実は糖尿病も高血圧も高脂血症も、医者は治していないのである。
投薬で糖尿病や高血圧を抑えているだけだ。
ここで病気が治るとはどういうことか、考えてみよう。
例えば、あなたが健康診断で高血圧を指摘されたとしよう。
普通であれば、すぐに内科クリニックかと鵜血圧の専門医の
いる病院を受診するはずだ。
すると、いろいろな検査をされて、高血圧の症状により、
内服薬(血圧を下げる薬:降圧剤)を処方される。
医師の指示の従い、降圧剤のない服を開始。その次の診察で
血圧を測ってもらい、【薬が効いて血圧が下がっていますので、
引き続き、きちんと薬を飲むように」言われ、医者は30日分の
降圧剤を処方してくれるだろう。
では、この場合、高血圧は治っているだろうか、それとも治って
いないのだろうか。なぜ医者は【毎日薬をきちんと飲むように】
と指示するのか。
それは、薬を飲み忘れると、また血圧が上がってしまうからだ。
つまり、現在の状態は「薬を飲めば血圧は下がる」が、「薬を
飲まなければ血圧は高い」状態である。
これは、近視とメガネの関係と同じだ。禁止で眼科にいくと
近視用の処方箋が出され、これを眼鏡ショップにもっていくと、
近視用メガネが出来上がる。
この眼鏡をかけると、近視になる以前のように遠くがはっきり
見える。この状態は一見、近視が治ったかに思える。
しかし、メガネをはずすと遠くは見えず、近視の状態は変わって
いないはずだ。
では、近視用メガネで近視は治っているのだろうか、それとも
治っていないのだろうか
常識的に考えれば、「近視は治っていない」だろう。
では、「高血圧が治る」とはどういう状態なのか。
常識的には硬化剤を飲まなくても血圧が上がらなくなる状態に
なることだろう。
例えば、骨折の治療では、ギブスで骨折部位が動かないように
固定するが、骨折した骨が癒合【ゆ号】してしまえばギブスは
不要になり、ギブスをはずしても痛みがなく、普通に歩ける
ようになる、同様に、抗生物質で肺炎を治療した場合、肺炎が
治ってしまえば抗生物質は飲まなくていい。
つまり、外傷や感染症では、治るとは治療が不要な状態をいう。
それがゴールになる。
しかし、多くの代謝性疾患(糖尿病、高血圧、高脂血症など)
では、「治った」状態とはならず、ほとんどの場合、ずっと
内服薬を飲み続けなければいけない。
つまり、「治療の途中」と考えるべきだろう。
このように考えると、糖尿病のインシュリン治療は糖尿病を
治していないし、慢性腎不全の人工透析治療は腎不全を治し
ていないことが分かる。
つまり、インスリン注射も人工透析も、その本質的な意味は、
メガネと同じであり、根本治療とは呼べないものである。