食品の三大栄養素といえば、炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質であり、

 栄養学ではこの3つをバランスよく摂取できる食事を推奨している。

 例えば、WHOの推奨量の配分は【総摂取カロリー数に対する三大栄養素

 の割合】を見ると【総炭水化物:総タンパク質:総脂質】=『55~75%

 :10~15%:15~30%』となっていて、これは日本の厚生労働省

 の推奨する比率での、ほぼ同じぐらいである。

 

 例えば成人男子は、「1日当たり約2400キロカロリー必要」とされる

 が、三大栄養素のカロリー数の割合は、【総炭水化物:総タンパ気質:

 総脂質】=『1320~1800:240~360:360~720』

 となり、各栄養素の1グラム当たりのカロリー数は、【総炭水化物と

 総タンパク質が4キロカロリー、脂質が9キロカロリーなので、

 重量比にすると【総炭水化物:総タンパク質:総脂質】=『330

 ~450グラム:60~90グラム:40~80グラム』となる。

 

 この数字だけを眺めていると、なんとなく納得してしまうが、炭水化物の

 代表として砂糖「ショ糖」、たんぱく質の代表として鶏のささ身肉

 脂質の代表としてサラダ油を、食材として重量に換算すると、とんでも

 ない数字であることが分かる。

 上記の重量比は【総炭水化物:総タンパク質:総脂質】=『砂糖330

 ~450グラム:鶏のささ三253~380グラム:サラダ油40~80

 グラム』となるからだ。

 

 これは1日量なので、3回の分けて食べるとすると【総炭水化物:総タンパク質

 :総脂質=砂糖110~150グラム:鶏のささみ84~127グラム:サラダ油13

 ~27グラム』という量になる。

 

 前述のWHOや日本の厚生労働省が推奨する「栄養のバランスがとれた食事」を

 実際の食材にあてはめるとこうなるが、なにかおかしくないだろうか?