糖質制限を実行しやすいのは、独身者と担任赴任者だとわかる。
自分で食事をコントールできるからだ。
そんなことを言われても、自分は料理も作れないし、料理の知識のない。
バランスのとれた食事なんて自分1人で食べられる湧けばない」と反論
される人がいると思うが、ところがどっこい、これが大間違いである。
独身者・単身赴任者の糖質制限には、「コンビニ」や「居酒屋」という
強い味方がいるのである。そして、居酒屋やコンビニ食では、じつに
理にかなった糖質制限食が可能だ。
最近のコンビニは「おかず」だけで売っており、種類もかなり豊富だ。
単品の豆腐サラダも打っており、レバニラ炒めの単品もある。
ガッツリ食べたいなら、唐揚げととんかつの合わせ技で食べたっていい。
もちろん、揚げ物の衣身は糖質(小麦粉、パン粉)が含まれているが、
パンやごはんの糖質の量に比べれば許容範囲だ。
唐揚げ1人は絵でもおにぎり1個の糖質よりずっと少ない。
そしてなにより、糖質制限ではカロリーを気にする必要はないし、脂質
も食べ放題である。コレステロールを考えなくていいのだ。
そして夜は、お気に入りの居酒屋で「肉野菜炒め定食のご飯抜き」とか
「ホッケ焼き定職のご飯抜き」と、「チゲ鍋1人前」でも注文して、
ハイボールや焼酎のオンザロックを飲めば、ほぼ完ぺきな糖質制限となる。
さらに、帰宅して飲み足りなければ、ミックスナッツ(アーモンド、クルミ
マカダミアナッツの組み合わせが最高」をツマミに、フルボディの赤ワイン
でも飲めばいい。いずれも帰宅途中にあるコンビニで手に入る、
リッパな糖質制限食品である。
「食事の量が少なくて、満足できるのかな」、と心配される人もいるが
糖質制限を始めてみるとわかるが、実はそれほど量を食べなくても満足
するようになる。実際「糖質制限にしてみたら。1日2食で大丈夫になった」
という人も、珍しくないのだ。
ちなみに、人類はつい数百年前まで、1日2食が基本だった。
日本は朝食と夕食の2食、ヨーロッパは昼食と夕食の2食。3食になったのは
、人類史ではつい最近のことだ。人間本来の食生活では1日2食が自然であり、
3食腹いっぱい食べる食生活の方が、むしろ不自然なのである。