日本人の腸内環境が現在は最悪に状態です。

 

  これほど不足している食物繊維も、少し前までの日本人にとっては

  摂るのが当たり前の存在でした。

  もともと和食は野菜やイモ類、大豆製品、海藻類など食物繊維を

  多く含んだ素材だ中心でした。

  日常生活を普通に送っていれば、1日30g程度の食物繊維を取ること

  など分けなかったのです。

  こうした伝統的な食習慣を背景に日本人は欧米人に比べてスリムな体型

  を保ち、世界に誇る長寿大国であったといえるでしょう。

   

  実際、長寿村で知られる山梨県ゆずり原地区の人たちは、日常的に昔ながら

  の和食を取り、ヒエやアワなど食物繊維の豊富な雑穀類も食べていることが

  東京大学名誉教授の光岡知足「光岡知足」先生の研究で確認されています。

  さらにこの地区の人たちの便をの状態を調査したところ、腸内細菌のうち

  善玉菌であるビフィズス菌の検出率が高く、一方悪玉菌であるウェルシュ

  菌の検出率は低かったことが分かりました。

 

  食物繊維には腸内細菌のバランスをととのえる働きがあります。

  長寿の人たちは、良好な腸内環境を保ちながら元気に長生きされている

  というわけです。

  このように、日本の成り立ちを考えると、食物繊維をたっぷり摂取し

  良好な腸内環境を維持してからこそ、肥満や病気とは縁遠い「健康で

  美しい体型」を実現したことができたことが分かります。

  停滞腸の改善が、ダイエットや病気にならない生活と分かちがたく

  結びついていることの何よりの証左ではないでしょうか???