昨日は陛下即位の「国民祭典」が行われ、

今日は皇居から赤坂御所までのパレード。

テレビ局はNHKも民間もすべてこの様子を放映している。

首都東京での一部の様子だろうが、日本全国がおめでたいムード一色と勘違いしてしまう。

 

我が家では母と家内がテレビ中継を熱心に見ているようだが・・・・・・。

あるいはすべてのテレビ局が放映しているので仕方なく見ているのか?

野暮な事は訊かないことにする。

 

私は庭の片付けなど冬を迎える準備。

敢えてこの日にやるわけではないが、今頃は時雨れる日が多く、今日のような薄日の差すような日は貴重なのだ。

 

でもやはり、気になる。

令和への代替わりが粛々と進められていることに。

 

平成のときは、色々な方面から異議申し立ての声が聞こえた。

「自粛ムード」の強制・天皇の戦争責任問題・儀式と憲法との整合性など。

 

今回はあまり聞こえないし、マスコミはほとんど奉祝一色。

政府は十分な議論もしないで、閣議で「前例踏襲」を決めた。

 

一時はあんなに問題になった、女性天皇や女系天皇の問題はうやむやになってしまった。

いつか知らないうちに、とんでもない方向に向かっていたという事だけは御免被りたい。

 

「王朝絵巻のようだ」ともいわれる天皇即位の儀式だが、実は明治時代につくられたものだそうだ。

 

それまでの儀式から中国王朝と仏教の影響を排除した。

いつでも権力は自分らの都合のよいように歴史・伝統さえも作り変えるのである。

この認識はしっかりと持っていなければならないと痛感した。

 

 

*今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。