秋田犬の子犬が無事に女子フィギュアスケート選手ザギトワ選手のもとへ。
名前は「マサル」と名付けられるようだが、実はこの子犬は女の子。
秋田県大仙市の濱田正巳さん方でこの2月に生まれた。
自分の子どものように大事に育ててきただろうに。
まだ3カ月の子犬を遠いロシアに手離す気持ちは複雑だろう。
(地元紙 秋田魁新報 2018.05.27付)
凛々しくて堂々としている秋田犬。
もともとは狩猟犬としてマタギに飼われていた。
大型犬で飼うには負担が大きく、特に少子高齢化の進む秋田県では秋田犬は存亡の危機にある。
過去にも秋田犬には多くの歴史があった。
秋田犬保存会の人たちの努力により、現在の秋田犬が存続している。
宮沢輝夫著「秋田犬」(文春文庫)が今や人気の秋田犬の歴史を教えてくれる。
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秋田犬と言えば「忠犬ハチ公」。
「忠犬ハチ公」は映画や渋谷のハチ公像でおなじみだ。
秋田犬は闘犬として土佐犬と交配されたことがある。
そして戦時中は不足していた軍用犬にされようとした事もある。
しかし、その後は本来の秋田犬を取り戻そうとした保存会の並々ならぬ努力によって、現在の秋田犬が生き残っているのである。
「忠犬ハチ公」の晩年は日本の軍国主義真っ盛りな頃。
ハチ公も国策に利用される運命にあった。
ハチ公の半生が国定の修身教科書に取り上げられた。
権力にある者が、自分の都合に合わせて歴史を作り変えるのは今も昔も変わらない。
安倍総理がこの度のザギトワ選手への贈呈に主役として顔をだしているが、秋田犬の政治的利用はやめて欲しい。
犬好きな私でなくとも、心ある人であれば誰でもそのように思うだろう。
秋田犬「マサル」、そして育て親の秋田県大仙市の濱田さんに対しても失礼な事だ。
遠く離れたロシアの地で、「マサル」が可愛がられていつまでも元気でいる事を祈るばかりだ。
*今日も最後まで読んでいただきまして、有難うございました。

