明日で東日本大震災から6年半になるが、
まだまだ多くの被災者が故郷に帰れない状態である。
他県に避難した子どもたちに対する数々のいじめ事件。
自主避難者に対しては、4月から住宅費の支援が打ち切られた。
お上に従わない者は生存権すら奪っても構わない、
ということなのだろう。
二度とこのような被害が発生しないようにと、
5年計画で着工した宮城・福島・岩手の防潮堤。
まだ34%しか完成していないと報道されている。
土地の買取や地元住民との合意に時間がかかっているようだが、
それにしても進捗が遅い。
防潮堤工事に従事する作業員不足も大きな原因だろう。
それでなくても建設作業員が全国的に不足な状態。
東京オリンピックの関係工事にも多くの建設作業員が集められ、
その影響で防潮堤工事はさらに遅れてしまうかも知れない。
このような状態で東京オリンピックは開催する必要があるのか。
本気で被災地の復興を考えるのなら、
あらゆる知恵をしぼってでも全力で対応すべきだ。
大震災が東北でよかったと失言した閣僚がいたが、
本音を言っただけだろう。
熊本地震、九州北部豪雨でも多くの方が被害を受けている。
いずれも復興は非常に遅く、被災者は悲鳴を上げている状態だ。
いつまで待てばよいのか!
自民党も民進党も権力闘争に明け暮れて、
国民の事はほとんど頭に無いのかも知れないが、
国民のあいだに政治不信の空気が広まるのが非常に怖い。
*今日も最後までお読みいただき、有難うございました。