た.*・゚꒰ঌ(❀˶•᎑•)੭” ヤホー♪̊̈♪̆̈
夢咲 笑花です❀
勇者八重として転生した咲希の冒険が始まる。
魔王の刺客を退け、目的地である水聖の国へと向かった八重達、そこで待っているのは…………。
それではお楽しみくださいませ(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)ペコリ♡...*゜
元魔王軍宰相が勇者パーティに入り 世界を救う④
水聖の国は、水の宝国(ほうこく)とも呼ばれ、豊かな水に恵まれており、観光としても人気の高い国だ。
この国の中央広場には、大きな噴水があり、観光名所でもある。
この大きな噴水は、国の防衛の要であり、それを中心に各所に水路を引き、防御結界の魔法陣を描くことで、この国を守護する結界を張り、魔族の侵攻から国を守っている。
水には、魔族が嫌う聖なる力があり、その水は、聖愛水(せいあいすい)と呼ばれている。
八重達は、ようやく、水聖の国に到着した。
天愛の国を出発してから、1週間経っていた。
水聖の国に来てから、八重は、目をキラキラと輝かせている。
特徴ある白色の建築物に太陽光で輝く水。
その水光が、国をデコレーションし、美しき白をより拍車をかける。
この国を治めているのは、愛衣(めい)女王で、民からの信頼も厚い。
この国に来た目的を忘れて、観光しようとする八重をメイドの愛は引き止める。
「王子様、目的をお忘れですか?」
「あっ!!そうだった。共に魔王軍と戦おうって、それの同盟を結ぶ為に来てたの、忘れるとこだった……誘惑が多すぎなのがいけない……」
この国には、観光以外にも料理も評判で、特に聖神水で栽培した野菜や果物が名物となっている。
聖神水で栽培した野菜や果物は、普通の水で栽培するよりも栄養価が高く、糖度のある物も一般の野菜や果物よりも甘い。
そんな野菜や果物を使っているので、老若男女問わず人気がある。
八重は男装している。
これは、城の一部の者しか知らされていない。
天愛の国は、代々王位に就く事が出来るのは、男性と決まっている。
ただ、今の王家に男の子が誕生していない。
それは、国家にとって大問題であった。
その解決で、八重を男の子として育てていた。
当然名乗る時も、八重ではなく、八太(やだ)と名乗っている。
メイドの愛は、他の人の前では、王子様と呼んでいるが、二人きりの時は、姫様と呼んでいる。
…………愛衣女王とお話する為に、水聖城へ来ていたが、門を通ろうとしたら、門兵に止められてしまった。
しかも、剣先を顔に向けている。
この門兵は、暴く者という特殊能力があった。
真実を見抜くその力、その前では如何なる嘘も暴かれてしまう。
「勇志八太で、姫様とお話する為に来ました」
そう言っても、本来の名前は、勇志八重なので、偽名を使っていることが分かってしまう。
だから、門兵は、嘘を言っている八重を通さなかった。
もうすぐ約束の時間、このままでは……。
同盟締結は、人類が平和を取り戻す為の第1歩である。
もし、時間に遅れたら、国家の信用も失ってしまう。
同盟締結が出来なくなってしまう。
八重達は、困り果てた。
つづく
読んで下さりありがとでした(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
またねー(*>∀<)ノ))★