.*・゚꒰ঌ(❀˶•᎑•)੭” ヤホー♪̊̈♪̆̈

夢咲 笑花です❀


新しいのを書き始めます↓↓↓


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【元魔王軍宰相が勇者パーティに入り世界を救う】



  元魔王軍宰相が勇者パーティに入り            世界を救う①


「今日は楽しかった。パパ、ママ、ありがとう」


「ママも久しぶりに楽しめたし、咲希も喜んでくれて良かったわ」


「そうだな。またパパが休みの時にでも、3人で出かけようか」


「えっ、ほんとに!!パパありがとう」


「良かったわね、咲希」


「うん、またいつか、皆で行きたーい!!」


「おや、急に曇ってきたな。早めに帰るとするか」


「そうね、あなた……それになんだか嫌な感じがするわ」


「そうだな、よし、帰るか!!……おや、降ってきたな」


「……あなた、本格的に降り出したわ……」


「ねえ、あれ……何かな!?」


「ん、あれは……!?不味い、あれは津波だ……しかも大きいぞ……ふたりともしっかり掴まって、飛ばされないようにするんだ……来るぞ……。」


…………しばらく経って、ようやく天候も穏やかになった。


あの津波で、船は転覆し、咲希と咲希の両親は、海の底へ沈み、行方不明となる。


捜索隊が探すも発見出来なかった。


その頃、天愛の国では、新たに魔王が即位した事の情報が入り、慌ただしくなっていた。


300年前に勇者が魔王を倒して以来、魔王の座は空席だった。


魔王復活は、世界の終わり。


しかも、今回即位した魔王は、歴代最強と言われている。


天愛の国の愛羽(あいば)国王は、直ぐに世界会議の準備に取り掛かった。


…………準備も整い、後は、各国国王を招待するだけ。


招集の為にワールド・ネットワークを使い、連絡しようとした時だった。


「国王様、大変です。塔がシンボルの塔が輝いてます」


「何だと!?」


その報告を受け、国王は、大窓を開けて、外を見てみると、愛、勇気、夢、希望、正義の5つの塔が虹色に光り輝いていた。


天愛の国の伝承に、世界に危機が訪れた時、勇者が世界を救うとある。


その事を思い出した国王は、城を飛び出し、勇者を探すが、見つからなかった。


それもそのはず、勇者は召喚されたのではなく、転生していたからだ。


咲希は、海の底に沈んでいく中で、家族や友人との楽しかった記憶が走馬灯のように思い出していく。


そして、この世界での咲希の人生は、終わりを迎えようとしていた。


その直後、咲希が光り輝く……。


天愛の国では、新魔王即位という悪い知らせもあったが、第1王女誕生という良い知らせもあった。


国王は、城を飛び出し、勇者を探していたので、王女誕生は、まだ知らなかったが、後になって、その事を知った国王は、涙を流したという。


咲希の輝きは、導きの光……それは、咲希の魂を別世界へと転生させた……。


…………咲希は、目を覚ました。


そして、驚く……。


見知らぬ天井。


見知らぬ人達。


自分の身に何が起きたのか、咲希は戸惑っていた。


咲希は、ベットの横にある鏡を見て、自分が自分でない事に気が付く……。


これが私……若返っている……違う、これは、もう別人だ……。


そう思うと同時に、自分は転生したのだと理解した。


それに私を呼ぶ名前……この世界では、私は、八重というのか……。


八重は、複雑な気持ちだった。


不思議と言語は理解出来ていた。


まだ、字は書けないが、字を読む事が出来たので、咲希は、この世界の歴史や魔法を本を読んで学んだ。


天愛の国は、初代勇者が、5つの塔を守る為に建国した国で、王家の者は、勇者の末裔だった。


そして、初代勇者は、未来の安寧を願って、世界に魔法を広めた。


…………月日が流れ、八重は、9つになった。


この日は、八重の洗礼の日。


護衛5人を連れて、馬車に乗り、協会に赴いた。


神官は、八重を洗礼の間まで案内する。


洗礼の間にある魔法陣。


八重は、その魔法陣まで行き、神の像に一礼して、膝をつき、両手を合わせ軽く握った。


神官は、本を片手に持ち、もう片方の手の平を八重に向けると、本を読み始めた。


洗礼の儀が始まった。


…………それは突然に起きた。


神の像が眩く光り出す。


そして、語り出した。


「汝は、勇者として転生した。汝は宿命を全うしなければならない」


その言葉を残した後、神の像の輝きはなくなった。


突然の事で、神官達も驚いている。


八重も自分が勇者だと知り、驚いている。


八重が勇者だと、国王の耳にも入る。


ここに新たなる勇者が誕生した。


その事は、国中にも広がり、お祝いムードだ。


八重は、旅立つまでの間、八重のメイドでもある左門愛の下で経験を積んだ。


…………そして、旅立つ時が訪れる。




つづく




読んで下さりありがとでした(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”

またねー(*>∀<)ノ))★