\(*ˊ▽ˋ*)/やほほ〜.*・゚

ゆあです。


今回の新作は、異世界転移した男の子とその幼なじみの彼女の冒険のお話。


それでは、お楽しみ下さい( ⑅ᴗ͈ ᴗ͈)




タイトルながぁ~い


本当が交ざり織り成す異世界生活は、本当を使いこなし、異世界で、幼なじみの彼女と生きていく~本当で異世界無双。



  異世界転移とノスラーウ神正国①流れ星


かつて、神々による戦いがあり、その戦いで多くの星が滅亡した。


神の始祖にして、全宇宙の神の頂点である始まりの神、ビギルと終わりの神エンドールが、己の野望、全宇宙にある星々を支配し、意のままにに操るため、神々たちが決めた神の為の法を自ら破り、各星々を侵略していった。


それを阻止しようと他の神々が力を合わせて、ビギルとエンドールを封印する。


しかし、その封印も永久ではなく、1000年たった今、封印が解け始める。


この封印が完全に解けるまで、配下である獄卒魔獣を各星々に送り出し、侵略を再開した。


それを阻止しようと、再度神々たちは動き出すが、1000年前に力のほとんどを使ってしまったため、ひとつの星を守護するのが限界であった。


守護したことで、獄卒魔獣の撃退に成功したが、根源であるビギルとエンドールは残っている。


だが、今残された力では、ビギルとエンドールの封印が出来ない。


そのため、神々たちは、これを打破しようと地球という星から勇者を召喚することを決意した。


神々たちは、力を合わせて、召喚儀式を始めた。


「適正ある地球の子よ。我らの召喚に応じよ」


その頃地球では、こんなことが起きていることを知る由もなく、いつものように学校に通うふたり。


「ねえってば、聞いてるの?誠」


「ふあー、ん?愛織(いおり)どうした?」


「あーあ、まーた、徹夜したの?ん?どうしたではなくて、約束で今日、新しく出来たケーキ屋行くでしょ。でね、待ち合わせ場所どうするのかって、うちは聞いてるんだけど?」


「ん?別に学校帰りで良くねえか?それだったら、校門前で待ち合わせできるしな」


「うん、分かった。ぜったいだよ。ちゃんと校門前に待っててね。うち委員会で少し遅れるから」


「分かったよ。でも、愛織もほんと真面目だよな。委員会なんかやって、しかもクラスで人気のな委員会なんかに入って」


「そう言うなら、誠がやったら良かったじゃん。誠はもう少し真面目にやった方が良いよー」


「ふん、俺はな、自由なんだよ。委員会なんてやっちまったら、鳥かごの中の鳥と一緒で、自由じゃなくなるだろう。だからやらない」


「またー、そんなこと言って、委員会もそんな時間かからないんだからね。ほんと誠って、あー言えばこー言うんだから」


「愛織って、ほんま俺の母ちゃんだな」


「誰が母ちゃんかー」


ピッと誠の頭をピコピコハンマーを取り出し、ツッコミを入れた。


「あっ、忘れてた。うち、委員会のことでちょっとしなきゃいけないことあったから、先行くね。それじゃね」


手を振って、誠にそう言って、走り出そうとした時、誠の足元に何かが浮かび上がり光りだした。


「えっ!!何、これなんなん?」


うちが、その声に振り向くと、誠の足元に円形の模様が出来ていた。


「これって、アニメとかで良く見かける魔法陣に似ているね」


「いやいや、愛織。魔法陣って、それないでしょ」


「だって、現に不思議な模様が出来てるじゃん」


「まぁ、あれだ、これは夢だな」


「誠、目を覚ましてー。っていうか、そんなこと言ってる場合かー。誠消えかかってるから」


「ほんまや」


「いやいや、落ち着きあるなー。ってなんでやねん。だから、今たいへんなこと起きとるからね」


「ちゃっと何しとるん。はよ、出て来ーや」


そう言って、誠の手を掴み引っ張ろうとするが、びくともしない。


「愛織、もう良いから、お前まで消えるから」


「いやー、うちぜったい離さもん」


「ほら見てみ。言わんこちゃない。愛織も消えとる」


その後、うちらは消えていった。


そして、着いた先は、上下左右、見渡すかぎり宇宙のような場所だった。


「あなた方をお招きしたのは、私たちです」


そう言って、姿を見せた謎の人?


「うちらを呼んだって、あのどちら様ですか?」


うちは、少し怒り気味で聞いてみた。


「私は、愛を司る女神、アイリーン。あなた方がお怒るのは当然です。こちらのご都合でお呼びしたこと申し訳ありません。ですが、どうか私たちのお願いを聞いてくれないでしょうか?」


「ん?俺は良いけど。願いって何?」


「ちょっと誠、神様に失礼だよ。それにこれって」


「分かってるよ。でも、俺だけなら良いけど、愛織までってなるとな。それに、もしこれが危ないことだったら、どうするの?」


「そうだけど、あの神様、なんだか悲しそうな目しとるし、困ってそうだから、助けたい」


「うーん、愛織も怒ってたやんな」


「怒ってたよ。だって、訳も分からず呼ばれたんだよ。この先うちらどうなるか分からないじゃん。それに、誠は、助けたいって思わんの?」


「ごめんって、俺が悪かったって、俺も助けたいけど、愛織のこと考えるとな」


「えっ!!それってうちのこと考えてのことだったんの。うちの方こそごめんな」


「ということで、俺らは、アイリーン様たちの願い叶えます」


するとアイリーン神は、


「ありがとうございます。神の始祖たるビギルとエンドールを封印して下さい。そして全宇宙を救って下さい」


そう言ってきた。


「全宇宙?って言うことは、俺らの痛ちぃも危ないってことやな。任しとき」


「いやいや、だから、神様に失礼だから」


私はそう言い、ピッとピコピコハンマーでツッコミ入れた。


「てっか、誠。どうやるの?うちらってなんも力持ってへんけど」


「あっ、そっか、それ困るな」


「それなら大丈夫です。あなた方に力を授けます」


アイリーン神はそう言うと、うちらの頭に手をかざし、力を渡した。


だけど、うちに何も起きなかった。


「おお、俺光っとるで、これが力かー」


「あれ、うち何も起きひん」


「なんでや、愛織。まさか、お前が倒すべく敵だったかー」


「なんでやねん」


またまた、誠にピコピコハンマーでツッコミを入れた。


すると、アイリーン神から


「原因が分かりました。愛織さんは、呼ばれてここに来たことになっていません。誠さんを呼ぶ際に巻き込まれてここに来たからです。ですので、適正でない場合の力の譲渡は禁ずるという神のための法により、それが出来なかったようです」


と聞かされた。


「ほな、うちって、えっ!!どうするん」


「なあ、アイリーン神様。愛織だけでも地球に帰すこと出来ひんか?」


「だから、誠。失礼だってば」


私は、ツッコミを入れること忘れるぐらいショックを受けていた。


「大丈夫ですよ。普通に喋っていただいてももんありませんので。愛織さんを地球に帰すことは、今現状出来ないです。申し訳ありません。私に、私たちに力が残っていれば、こうゆうことになりませんでした。どうお詫びすれば良いのか」


アイリーン神様から、そう謝れたので、うちはぜんぜん大丈夫だよと返事した。


「アイリーン神様、この力って」


「それは、嘘と現実の境界線という権能です」


「アイリーン神様、これって、嘘を本当にして、またその逆のことも出来るってこと」


「そのとおりです」


「アイリーン神様、権能の発動条件は、何かやらんといけない?」


「権能発動には、アクセスキーが必要です」


「アクセスキーとは?」


「アクセスキーは、嘘と本当よ、交われ、織り成せで、それを言葉にすると権能が発動します」


「ほな、嘘で世界というか全宇宙の管理者になれて、全宇宙に干渉出来るかもな」


「えっ!!それは出来ないと思いますよ」


「でも、やってみやな分からないよな」


「・・・・・」


アイリーン神様は、黙ってしまった。


「アクセスする。嘘と本当よ、交われ、織り成せ。俺は神が呼びし勇者は本当、勇者なので、全宇宙を管理出来るは嘘」


誠がそう言うと、胸の辺りが光り出す。


「うそです。そんなのありえないです」


アイリーン神は、驚いている様子。


「ほな、これで準備も整ったし、冒険行こっか」


「うん、そうだね。誠。ってなんでやねん。ちがうやん。神様びっくりしてるやん。何やらかしたの?」


「ん?あっ!!今のか、今のは、もし、管理者になれば、愛織にも権能というか何か力が使えるかもって思って」


「アイリーン神様。ほんと誠がやらかしてしまってごめんなさい」


するとアイリーン神は、


「気にしないで下さい。それに今回は非常事態な上、今回の件は、他の神もお許しになりました。ついては、あなた方を始まり国であるノスラーウ神正国に転移させます。そこで、サポートもしますので、経験を積んで下さい。当分はこの国で生活すると良いでしょう。そして、ガイア獣勇国に仲間が待っています。ノスラーウ神正国で経験を積んでから行かれると良いでしょう」


と言うと、うちらを転移させた。




つづく




ありがとでした(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

またねーヾ(*´∀`*)ノ