2024年の春から、妹夫婦と娘のアイルちゃんも一緒にUSAにお引越し。
なるべく早く再会したい私たちは、早くも6月に彼らを訪ねることにしました。
私たちというのは母の伴侶と私と妻と息子。
おやまあ、妻は何度か出張でカリフォルニアに行ったことがあるし、お付き合いという感じですが、飛行機や現地のUber(ウーバー)など色々手配してくれて感謝!母は75歳で、コロナ禍中は国内旅行にも出かけなかったので一大決心。そんな母にとっても良い旅になるといいな~。
10時間くらいのフライトの後、サンフランシスコ国際空港に到着。
バート(BART)という地下鉄に乗ってオールバニのホテルへ。
今回記録的な円安(1ドル160円ほど)なので、ホテルもリーズナブルなマリオットの長期滞在型レジデンス・インにしたのですが、キッチン付きで広くて悪くない感じ♪
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到着を妹に連絡すると、ほどなく元さんとアイルちゃんが赤い車で迎えに来てくれました。
久しぶりの再会嬉しい!
妹は、何日かかけてご馳走を用意してくれているとのこと。ありがとー!
街を抜けて、丘の上まで登ると、界隈では珍しい10階以上あるマンションに到着。こんなところに住んでるんだね。
お部屋に着いてドアを開けると、愛犬が迎えてくれました。元気そうでよかった♪
リビングの大きな窓からの眺めは、サンフランシスコ湾の海とフリーウェイを見下ろす絶景。すごいところに住んでるんだね。アイルちゃんがはしゃいで色々説明してくれました。
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霧に包まれたゴールデンゲートブリッジも見えたのには驚き。
ディナーは、カリフォルニアで人気の白ワインBread&Butterとクラフトビールとともにスタート。
フロリダとは違いあまりじめじめしていません。
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妹の手作りラタトゥイユが美味しい。
息子氏は一口も手をつけなかった。
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キッチンもおしゃれ。
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なんだか映画のセッティングの中で暮らしているような、ちょっとファンタジーがかったハッピーなライフスタイル。再会を祝してパチリ。
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アイルちゃんが、「日が沈むところをみんな一緒に見よう」というので、20時過ぎからスタンバイ。20時半頃に、みるみる沈むオレンジの夕日が見えました。改めて、「地球は動いてるんだね~笑」
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そしてなんとサプライズで、6月誕生日の息子のバースデーケーキも出してくれました。
サンキュー!ハッピーバースデー♪
飛行機の中では一睡もしなかったので、ホテルではぐっすり寝たいところ!
だったのですが、睡眠となるといきなり神経質になる私にとっては、到底眠れそうにない音が上のフロアからしてきました。妻も起きてきて、「フロントに電話する」と受話器を手に!
「どれを押したらいいかわからない」と言うので「フロントとか書いてあるの押せばいいじゃん。エマージェンシーとか?」と適当に答えてたら、エマージェンシーボタンで警察につながってしまった!受話器の向こうから「どうしました?なんで黙っているの?」と英語で言っているのが聞こえます。妻が「なんで英語なの?日本語で対応してほしい」って、ここアアメリカだろーって感じ。
寝ぼけてたんだね(笑)。
でも受話器の向こうでは「何があったの?住所は?」と警察が言っている。先方は真剣なのだから下手すると大変なことになる!と思った私は、寝ぼけた人の感じで「間違い電話です」と伝えました。「そうだよね」と言って切ってくれたので一件落着。
すっかり目が覚めてしまったので、真剣に受話器のボタンを調べて「ハウスキーパー」みたいなボタンを押したらつながった!聞いてみると、上のフロアがレストランになっていて、夜中の1時くらいまで家具を動かしているとのこと。母もこれじゃあ眠れないよねと言って、次の日部屋を変えてもらうことに。
ほとんど眠れなかったけど朝は来る!
そんな中でも動じずに眠れる夫が羨ましい。生まれ変わることがもしあったら、妻のように1秒でいつでも寝られて朝まで起きないという体質になりたい!(ショートスリーパー?)
リーズナブルなレジデンスインなので、あまり朝食のビュッフェは期待していなかったのですが、意外なことにどれも美味しい♪カリフォルニアってすごいな。
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特にカリカリのベーコンと、りんごが入ったちょっと甘いソーセージ、本格的なオートミールに感動♪
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ほどなく、妹ファミリーたちがホテルに到着。一緒にUCバークレーへ!
バークレー大学は、このホテルから徒歩5~6分のところにあるのです。
アイルちゃんが、「ここが大学の入り口の看板だよ」と教えてくれました。
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豊かな緑が気持ちよく、たまにリスたちが横切って、アイルちゃんが大喜び。
私たちもだんだんリスを見つけるのが上手くなりました。
リスって想像以上にでかい。
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UCバークレー校内にある時計塔セイザータワーは大学のシンボル。
鐘を寄付した人の名前をとって「Satherセイザー」と名付けられたものです。
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図書館もその中の一つ。でもこの日は、ちょうど学期が終わったところだった上に日曜日だったのでお休みでした。アテンドさんが、「月曜日は開いているのでもし行けるようだったら入ってみるのがおすすめ」とのこと。早起きできたら行ってみよう。
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そしてとても羨ましい場所が!
それは大学内のレストラン&バー。
木陰に佇む趣のある建物で、パラソル付きのテラス席もあります。
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今日は日曜日なのでお休みでしたが、平日は学生たちで賑わっているとのこと。
2000円から3000円くらいのしゃれたランチセットがあるそうです♪
私は自分の出身大学の学食がしゃれてなくてメニューも200円から300円と安いけど美味しくないので好きではなかったけど、こんな社交場のような学食だったら毎日通ったな~。
裏に回ると、さらに広々としたダイニングスペースがありました。
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たまにレセプションが開かれるそうで、元さんのウェルカムパーティーもここであったとのこと。いいね!お酒を飲みながら議論が白熱したら宿泊できるようにもなっているようです。さすが、学問の殿堂とはこうあるべき♪
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校内には、屋外彫刻も良い感じに点在していました。
視線の先に現れた彫刻が妙に見覚えある!
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これは、私が先日麻布台ヒルズで取材したアレクサンダー・カルダーの作品では?!
天井から吊り下げて動くタイプのモビールで有名なカルダーですが、その展覧会ではこのように黒々として地面に立つ動かないタイプ(といえども自分が彫刻の周りを一周するとかなり動きを感じる)のスタビルも同時に展示してありました。
本場のアメリカで、こんなにナチュラルに屋外に佇んでいるカルダー 作品の姿に遭遇してなんだか爽快。
作品名は「THEHAWK FORPEACE」(平和のための鷹)。バークレー大学から平和の達人がたくさん巣立ってくれるといいな。
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この作品は、バークレー美術館&パシフィックフィルムアーカイブ
(BerkeleyArtMuseumandPacificFilmArchive)という大学の美術館の所蔵品でした。
バークレー美術館は、大学の門を出て歩いて数分のところにあるおしゃれな街中の現代的な美術館。こんな彫刻が迎えてくれます。
アイルちゃんが、「来たことがあるから案内するよ!」と張り切ってくれて嬉しい。
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入館の時に、私が会員になっている「国際美術評論家連盟(AICA)」のプレスカードを見せたら、なんと私と同伴者2名が無料になるとのこと!日本だと本人のみなので、アメリカでの効力の大きさにびっくりしました。
ありがとうAICA
開催中の企画展のテーマは「Legaciesofthegreatmigration」(アフリカ系アメリカ人の大移動)。「thegreatmigration」とは、1915年から1970年まで、アメリカ合衆国南部の田舎から移動した、約600万人のアフリカ系アメリカ人の動きを指したアメリカ史の出来事です。南部での人種差別の問題から逃げ、北部でより良い仕事と、生活を得るために移動したのです。
何ともアメリカの現代アートシーンにふさわしいテーマ。展示している作家たちも皆アフリカ系アメリカ人でした。
現在活躍中の彼らによる作品群は、黒い素材で構成されたものがとても多かった。
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「PicklJesus」という意味深な看板とともに様々なものをピクルスにした瓶詰めを展示していたのは、かのシアスター・ゲイツ(TheasterGates)。アート界のパワーランキング「Power100」の上位にもいらしゃる方。今年4月に、森美術館の「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」の内覧会を取材したばかりだったので個人的にタイムリー♪
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小屋の中にも入ったりとかして、ARUちゃんと「イエスのピクルスって何だろうね」などと話しながら盛り上がりました。
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劇場のようなグランド階段を降りたフロアでは、バークレー美術館のコレクションを展示してありました。
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ARUちゃんは、ここからのコーナーを以前に見たとのこと。「日本人の作品が1点あるんだよ」と教えてくれました。ARUちゃんはとても記憶力がいいので、きっと1点あるのでしょう。どんな1点かな?私は古風な日本画のようなものを想像しました。
立体や平面など、多種多様でアトラクティブな作品がたくさん。
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ほどなく、アイルちゃんが言っていた、「日本人の作品1点」がついに 出現。
3つ足を持った、明るいブルーのいきもの!意外~。
よくこれが日本人の作品だと気がついて、覚えていたのすごい。
MasakoMikiさんの「一連坊主Ichiren-bozu(AnimatedPrayerBeadsBlue)
2018」という作品でした。
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美術館の後は皆でオープンエアのイタリアンランチ。
午後はバークレーの街を探索することになりました。
メインはスーパーマーケット。
特に息子は、海外に行くと現地のスーパーマーケットに行くのが大好きなのです。
カリフォルニアはオーガニック商品がとても充実しているということなので面白そう。
30分ほど歩いてまずは人気のディスカウントスーパーTarget(ターゲット)へ。
とにかく野菜や果物の種類が多くてそれぞれ大きいのが印象的でした。
香辛料やスーパーフードも、100種類以上?!あって、大容量の容器から量り売りしていてびっくり。
そういえば、ホテルの朝食ビュッフェにも、たくさん置いてあったな。
オートミールやミューズリーなどにかけて日常的に食べてるんですね。
再び歩いていると、グッドタイミングで、バークレー発のピーツ・コーヒー店が!創業したのは1966年で、スターバックスが生まれるもとになったコーヒー店だと元さんから聞いていたところです。香ばしくて美味しいコーヒーに、店内で売っていたこちらのチョコレートがgood♪
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そしてついにお待ちかね、アメリカで人気のスーパーマーケット、TraderJoe’s(トレーダージョーズ)へ!通称トレジョ(TraderJoe’s)は、ナチュラル、オーガニックの商品がリーズナブルに揃うカルフォルニア生まれのおしゃれなスーパーマーケットなのです。信が、カリフォルニアに出張すると必ずトレジョのお土産を買ってくるほどのファン♪
噂に聞きしTraderJoe’sの外観は?
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バークレーの綺麗な町並みの一角にありました。
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今日の夕食は、TraderJoe’sの冷凍食品を買ってホテルで食べることに!
妹が、TraderJoe’sの冷凍食品はとても美味しいと教えてくれたので。
昨日持たせてくれた手作りのラタトゥイユやスナックと共に♪チキンの串焼きや、エンチラーダ、確かに美味しかった。紙お皿やプラスチックのカトラリーなど、あゆみがさりげなく渡してくれたアイテムが超役に立ちました。こういう気遣いができるのってすごいね。ありがとう♪
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2日間徹夜になってしまったので、今日はお酒を飲まずに睡眠薬を飲んで寝る!
珍しく一瞬で寝て朝まで一度も起きなかったのでとてもすっきりとした目覚め♪
みんなも元気♪今日は午後からワインのメッカであるナパ・ヴァレーに行きます。
早起きできたので、日曜日は休館で入れなかったバークレー大学の名物図書館に信と行ってみました。
コリント式の柱が壮麗な外観もさることながら、2階の読書室がすごい!
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宮殿の舞踏会が開かれる場所なのかと思えるような壮麗でエレガントな天井!
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これは本も読む気になりますね~。
モチベーションを上げる美しい場所作りって本当に大事なのだなと実感。
展示してある絵画は、馬上のワシントンの勇猛な姿でした。
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やっぱり早起きして来てみて良かった♪
バークレー大学のシンボルである松ぼっくりが青々とさわやかでした。
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さあ、これから予約してあったUber(ウーバー)に乗ってナパ・ヴァレーに向かいます。