コロナ禍でステイホームだったとき
家の片付けをするようになった。

最初は、ただ家をスッキリさせたかっただけだった。

いらないものを手放して、収納を見直して、少しずつ物を減らしていく。

すると、不思議なことに気づいた。

部屋がスッキリするにつれて、私の気持ちまで少しずつ軽くなってきた。

「これは本当に必要?」
「私はこれを好きなの?」
「どうしてずっと持っていたんだろう?」

物と向き合っているはずなのに、いつの間にか自分自身と向き合っていた。

今まで私は、いろんなことを「こうするべき」と思って生きてきた。

家族のために。
誰かに嫌われないように。
誰かに何かを言われないように。

自分がどうしたいかよりも、周りがどう思うかを優先していたのかもしれない。

でも、物を手放していくと、

「もう、これはいらないな」

と思えるものが増えてきた。

それは物だけじゃなかった。

無理して付き合うこと。
我慢すること。
誰かの期待に応え続けること。

そういうものも、少しずつ手放していいんじゃないかと思えるようになった。

片付けって、部屋をきれいにすることだけじゃないのかもしれない。

自分にとって本当に大切なものを選び直すこと。

そして、自分がこれからどう生きたいのかを考えること。

私は今、そんなふうに片付けをしています。

まだ途中。

でも、少しずつ自分の人生を自分で選べるようになってきた気がする。