では、実際にトレーニングではどうこの考えを行かせばいいか?

筋肉の向上よりも動作の向上を重視して3面での動作を重力下で行います。

従来のマシントレーニングでは1面で重力を気にせずにトレーニングするものがほとんどですが、実際スポーツをしている際にそのような状態はまずないと思われます。

そしてもう一つ重要なのが「体幹部」での上半身から下半身への力の効率的な伝達安定性です。

これには主に「腹横筋」の働きです。

脊柱を多裂筋が固定し、周りから前:腹横筋、上:横隔膜、下:骨盤筋により腹圧を高めます。

まずはこれらを意識してトレーニングを行い、徐々に無意識に使えるようにしていけるようにしていきます。


体幹部がしっかりしてきてから、さまざまな「ファンクショナルトレーニング」を行っていきます。


--応用②テーピングの是非----------------

足関節をホワイトテープで巻いたとします。これは足関節のプロネーションを制限しまったことにもなります。これはファンクショナルムーブメントが上手く働かなくなることになりますので他の部位へのストレスが大きくなり障害が起こる可能性が高くなってしまいます。

テーピング自体の効果をそれに伴うデメリットをしっかり把握しておくことが大事だと思います。

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以上長々と書きましたが、スポーツでのパフォーマンスを向上させるためにはスポーツ動作の性質をよく理解してトレーニングを人それぞれ考えていくことが大切だと思います。