⑦先端の筋肉は限りなく細くていいの?

⑥の話を聞くと限りなく細くてもいいのではないか?と思いますね。

しかし、一つ大事なことが抜けていまして、近位の筋力発揮に対して先端の筋力が弱すぎる場合は近位の筋力に耐え切れないということが起こります。

筋力発揮の性質でゆっくり筋力発揮するほど大きな筋力が出る。早く発揮するほど筋力は小さくなる。という特性があります。

ゆっくりあげてやっと上げられる重さのダンベルを早く上げろといわれても無理ですよね?(反動を使えば出来ない事もないですが。。。)

このことから負荷が重くゆっくり動かすことの多いスポーツでは筋力発揮が大きくその分先端の筋肉も大きくなくてはならないということになります。

逆に軽い負荷で素早く動かすことの多い種目では筋力は筋力発揮が小さいため端の筋肉はそれほど大きくなくても事足りるということになります。


⑧まとめ

先端の筋サイズが大きいと

×先端が重くなり動かすのが大変

○先端の力が強くなる


負荷が軽く素早く動かすようなスポーツ(ピッチャー、バドミントン、卓球)

×デメリットの影響の方が大きく受けます。

逆に筋サイズが小さくても近位の筋力発揮が小さいので○メリットの必要性は下がります。


負荷が重くゆっくり動かすようなスポーツ(相撲、レスリング)

×デメリットの影響が小さく○メリットの必要性が大きくなります。