土曜日、ゆっくりとベッドをから抜け出した。
そして、どこで昼食を取ろうか?と考えた。
カレーか?

カツサンド?

肉いため定食?

と僕の好物が頭を巡ったが、
久しぶりに「うどん」にしよう、と西院方面に自転車を走らせた。

帰り道、本を整理する棚が欲しいかったことを思い出し、京都ファミリーから移転し、巨大店舗となったニトリに寄ろう、と考えた。
しかし、のどの渇きを感じ、先にカフェに寄ることに決めた。
ひと段落してカフェをでると、
どこからか、
「あ~~~、カ・ン・ザ・キ」と叫ぶ声に、
「誰や?僕を呼び捨てにするバカは??」と声の主を探すと、
「アオイ・・・」
大阪に住んでいた当時の教え子だ。
驚いた。
僕には不思議な偶然がたまに起こる。
一番、すごい再会は、
四谷のスターバックスで、シドニー大学当時のクラスメイトに偶然に出くわしたことだ。
お互い何が起こったのか?しばらく分からず、言葉を失った。
彼女は数少ない日本人の知り合いだったが、、キャンパスで会えば挨拶を交わすほどで、たいした関わりもなかった。
だから、連絡先も交換することなく卒業した。
思い出すことさえもなかったのに・・・
それから1時間ほど、カフェで近況を語り合い別れた。その後、赤い糸はつながっていなかったらしく、二度と会うこともなく今日にいたる。
花の都、大東京で・・1千万人を超える大都会で・・なんという偶然だ・・と今も不思議に思う。
「アオイ、時間はあるか?お茶でもしようや」という僕に
「ゴメン、今からアルバイトなんや」という返事。
「それじゃぁ・・・来週、飯でも食おう」と約束をして別れた。
僕がうどんを選ばなければ、ニトリに寄る前にカフェで喉を潤さなければ、ほんの数秒、カフェを遅く出ていれば、僕らが再会することはなかった。
あのとき、あそこに立ち寄ったから・・・今の幸せがある・・
あそこで、旅先を変更していなかったら、こんなことにはならなかったのに・・
・・・と運命はクルクルと風向きをかえる。
人生とはこんな偶然の連鎖が積み重なっていて、綴られているのかもしれない。サイコロを転がし、吉と出るか、凶とでるか?人生ゲームをしているようなものなのかもしれないな、とも思いながらジムへと向かった。