土曜日、ギター教室の体験レッスンを受けた。

曲はStand By Me

コードは押さえられないし、スチールの弦は硬く、指が痛くなるし、冷や汗、たらり・・・途中で汗を拭くために中座した。前途多難だ。


先生はサングラスに顎にヒゲをたくわえ、いかにもミュージシャンだぜ、といった感じの男前。


「うまくなれば、どんな曲を演奏したいのですか?」と尋ねられ、「無理だと思うんですが、チャー、クラプトン、世良」と答えた。


「大丈夫ですよ。70歳のおばあちゃんでも時間をかけて上達して、今では、ばんばん弾いていますから・・」と話ながら、


クラプトンのUnpluggedからレイラをかっこよく、爪弾いた。


アッという間の刺激的なひと時だった。とにかくボケ防止の指の運動のつもりで、始めてみようかな?と心は揺れた。


レッスン終了後、入会の説明をしてくれた女性に、


「音楽を長くやってます、っていう雰囲気がありますよね。本当にギター触ったことないんですか?うまくなりそうですね」とお世辞を言われ、その気になった。



「習ってみようかな・・」


フルマラソン:  実は泳ぐのも好きな僕は、トライアスロンにも興味がある。


スキー:  以前にも書いたが、その昔、金曜日の夜、車に乗り込み、瀬戸大橋を渡り、週末のリフトが動き出す朝をわくわくしながら、車の中で待った。「楽しかったな。」僕の
青春だった。


英語:   梅田にある英語のプロたちが集まる学校に通おうと、土曜日の午前中、出かけたことがあったが、23時まで働く僕にはあまりに過酷で諦めた。



ギター:   AmとEmぐらいしか、押さえられないが、ギターの音色は好きで、昔は、ロイ・ブキャナン、スティーブ・ルカサー、チャーと有名なギターリストのアルバムをよく聞いた。


・・・・とやりたい事を上げれば、たくさんある。



「忙しいから、と先延ばしにして、明日からはじめよう、夏講習が終わったら・・来季こそは・・・思って何年経っただろう?」


などと、考えながら、


カウンターの向こうで感じよく対応する女性に目を移した。花粉症なのだろう。何度も鼻をすすり苦しそうだ。


帰りは先週末、はじめて訪れたカレー屋で、ハンバーグカレーを食べた。

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うまい。それほどカレー好きというわけではないが、しばらく通うことになりそうだ。


店員のおねえさんに「先週末も来ていただきましたよね」と話しかけられた。


「なぜ、覚えていたんだ?」と不思議に思ったが、


白いヒゲに、8割がた白くなった頭髪、目の悪さを隠すサングラス。一目瞭然・・・


「そら人目を引くわ・・・」とひとり、笑った。こんな怪しげな僕に話しかけていただいて、ありがとう、ということだ。


そんなこんなで、僕の週末は終わった。