ヨウコが、重病人病棟での看護研修を終えた。腹を切開し胃にチューブを直接差し込んで栄養を取りながら生きる人、床ずれで腰が膿んだ老人。人は簡単には死ねない。とても大変な研修だったそうだが、「人間の尊厳」や「生と死」について考えさせられる期間であったと話す。












「高校時代のおまえからは想像もできへんわ」と話ながら、立派な社会人への一歩を踏み出していることに驚いた。高校時代の彼女ときたら、自由奔放で気まま。「眠い。疲れた。」が口癖だった。その彼女が、寝たきりの病人の看護をできるとは・・・。









「現場に立たされたら、なんとかしようと思えた。」と笑いながら話す顔が頼もしい。








色々と近況を話し「明日も早いから」と教室を後にしたが23時。環境が人間を成長させてくれるのだ、と「制服姿のヨウコ」と「今の彼女」の変化に時の流れをシミジミと感じた。癌で他界した父の最期や母の看護疲れと心に去来するものはあったが、うまく表現できない。









生徒の言葉や卒業生の体験から、考えさせられることは多い。ともあれ卒業生たちの近況報告を楽しみに待とう。