Get tough! タフになれ!
杞人之憂(きじんのゆう)
これが海外留学で学んだ僕の座右の銘である。初めての海外生活で、生活習慣や言葉の壁、大学の講義に苦しみ、うわ言のごとく、「もうダメだ、辛い。」と嘆いていた。
あるとき、友人のオージーが言った。
“Nobu, get tough! One way or another, you have to do it.” その通りだ。どんなに泣き言を言っても、やらなくてはならない事は、やらないと単位がとれないのだ。「ブツクサ言わずやれ」といった意味で言いたかったのだろう。それ以降、Get tough! という言葉が辛いことがあるたびに心をよぎる。
同様に、「卒業できなかったらどうしよう?」と悩む僕に、台湾人の留学生が言った言葉が中国の諺である。英語での説明だったから、さだかではないが・・・。
「空が落ちてきたらどうしよう」といつも不安にかられていた男がいた。それに答えて、ある人が、「そんな事は起こるはずもないし、起こってもないことを、起こったらどうしようと考えても仕方がない。」と言ったそうだ。 だから、Take it easy. Don’t think so seriously. と言ったことを英語で説明してくれた。後で、彼女が英語で説明したのは、「紀人之憂」だとわかった。
そうこう考えているうちに、ハタと悟りが開けた。(チョッとオーバーだが・・。)災いが降りかかろうと、人生に挫折したとしても、
Whatever happens, life has to go on. (何が起ころうとも、人生は続いてゆく)。だったら、鷹揚に物事をとらえようとそのときから、考えるようになった。10年も前のことだが、彼らのことは、今でも鮮明に覚えている。いい奴らだった。地球の反対側で元気に暮らしているのだろうか。
No worries. (心配するな)だろ。日に焼けた笑顔を思い出す。
わかっているさ。今でも心に留めているからね・・・。