新型インフルエンザが流行している。週末発熱した僕を心配して、マリアンヌが電話をくれた。このときとばかりと「英語力を見せつけてやろう」と携帯を片手にわざわざ生徒の前に移動しながら英語をしゃべる。
電話を切った後で、
「かっこよかったよ、先生。」とLeeが言う。
「へへへ、やるやろ~。」と自慢しながら心の中では、
「英語を少しかじった人は、誰でもこれくらいはしゃべれるのだ。」と思う僕。でもちょっと生徒にrespectして欲しくて特に説明はしなかった。ちょっといい発音でしゃべるとかっこよく聞こえるからね~。そのために発音矯正もしっかりと受けた。ひとつひとつの音を正しく発音するためのtongue positionの習得から始まり、単語の発音へ、そして英文へと気の遠くなるような道のりだった。しかし、なんでも努力と研鑽だ。お陰でアメリカ人に「アメリカのどこで英語を学んだんだ?」とだ言う問いに "I’ve never been to the US."と誇らしく答えることもできた。こういった瞬間が気持ちがいい。こうした些細な積み重ねが、僕の英語を学ぶ刺激となった。
そう言いながらも、もう何年も全然英語にちゃんと触れていないな~。もう一度、英語をやりなおしたいと思ってはいるのだが、日々の忙しさに流されっぱなしだ。こんな事じゃあ、生徒に何も言えない。生徒にかっこいいところを見せるだめにも、メッキが剥がれて恥ずかしい思いをしないためにも、英語の勉強を再び始めようと電話を切った後で、思った僕であった。
でも、いつになったら満足のゆく英語力がつくのだろうか?語学の習得は僕にとって、永遠の課題なのだろう。