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そして翌日、また別の出来事
普通なら、
「昨日あれだけ大変だったし、今日はゆっくりしたい」
となるところですが、翌日も出勤でした。
そこで、いわゆるVIPのお客様が来店しました。
そして、ありがたいことに、そのお客様に気に入っていただけました。
やっぱりどんなお客様でも気に入ってもらえることは嬉しい出来事ですし、実際、嬉しかったです。
ただ、その席には昨日とまた別の売上制の先輩もいました。
その先輩にとって、その日そのお客様はかなり大きな売上になる可能性があります。
しらふが気に入られれば、先輩のその日の売上が大きく変わる。
だからこそ、
「しらふちゃん、頑張ってボトル煽って」
という空気になりました。
でも、しらふからすると、
その時点ではまだ自分の本指名になっていない。
ボトルを入れても、自分の収入にはほとんど繋がらない。
それなのに、その場では自分が頑張って飲むことを求められる。
そして、更に気に入ってもらうため、しらふが普段やっている接客スタイルとは違う形に先輩がやりやすいキャラクターにまで変えられてしまう。
「こういう感じでやって」
と言われても、
「いや、しらふはそのやり方ではやりづらい」
という部分もあります。
さらにその後、まだ誘われてもいないアフターに「行くよ」と言われ、半ば強制的に行くことになりました。
そして、その先輩は途中で別のお客様を見つけ、そちらへ。
「30分くらいで抜けよう」
と言っていたのに、連絡もないまま1時間アフター。
この時、
「ああ、やっぱり自分のことは自分で守らないといけないんだな」
と、改めて思いました。
ここで初めて「搾取される」という感覚を知った
今まで、給与システムの違いは単純に、
「売上制の方が稼げる」
くらいにしか考えていませんでした。
でも実際に席についてみると、もっと細かいところまで見えてきます。
誰の売上になるのか。
誰がボトルを飲むのか。
誰にバックが入るのか。
誰がその席を担当しているのか。
本指名になる前なのか、後なのか。
同じ席にいても、女の子によって利益が全然違う。
そして、
「自分は何のためにこの席で飲んでいるんだろう」
と思ってしまう瞬間もありました。
もちろん、仕事だからと言われればそれまでです。
でも、だからこそ自分自身も給与システムやお店の仕組みをちゃんと理解しておかないといけない。
前のお店にいた頃のしらふは、ここまで細かく考えていませんでした。
今は違います。
どこで誰にお金が発生するのか。
自分には何が還元されるのか。
それをちゃんと理解して働くようになりました。
「自分が一番やりやすいやり方でやる」
今回の2日間で、しらふの中で一つ決めたことがあります。
もう、周りに合わせすぎない。
もちろん、協調性は必要です。
お店で働いている以上、最低限のルールやマナーは守ります。
でも、
「この人がこうしているから自分も」
「先輩がこうしているから自分も」
「売上を持っている人だから合わせないと」
という考え方は、もうやめようと思います。
自分ができること。
自分ができないこと。
自分が稼げる方法。
自分が続けられる方法。
それを自分で考えて、自分で選ぶ。
その結果、合わないのであれば、それはそれで仕方ない。
自分の仕事人生まで、人に決めてもらう必要はない。
今はそう思っています。
ただ、不思議なことに、
「キャバクラなんてやりたくない」
と思いながら働いているのに、
この仕事をしていなかったら出会えていなかった人
もいます。
15分くらいしか席についていないのに、
「しらふちゃんって、本当はこの仕事好きじゃないでしょ」
と見抜かれたこともありました。
びっくりしました。
自分では普通に仕事をしているつもりだった。
でも、分かる人には分かるんだなと。
他にも、仕事の話や投資の話、人生の話をしてくれるお客様もいます。
いわゆる「成功者」と呼ばれるような人と、毎回出会えるわけではありません。
でも、たまに、
「この人の話もっと聞きたいな」
と思う人に出会える。
しらふ自身、そういう人を必要としている部分があります。
だから、
「いつか必要な人と出会うんじゃないかな」
とも思っています。
偶然なのか、必然なのかは分かりません。
でも、出会った人から何かを学べるなら、それもこの仕事をしている意味の一つなのかなと思います
だからこそ「信じ切らない」ことも覚えた
今回、いろいろな出来事を経験して、
人を疑って生きたいわけではありません。
むしろ、しらふは人との出会い自体は好きです。
ただ、
「この人なら絶対大丈夫」
と最初から100%信じ切らないことも大事なんだなと思いました。
お客様も。
黒服さんも。
キャストも。
お店も。
最初は普通に接する。
その人がどういう人なのかは、時間をかけて見る。
そして、自分を大切にしてくれる人には、自分も大切にする。
これくらいでいいんじゃないかなと思っています。
お金を持っているから。
売上があるから。
歴が長いから。
そんな理由だけで、自分の軸まで曲げる必要はない。
最近はそう思うようになりました。
しらふが一番大事にしている「人として扱われているか」
以前の記事でも書きましたが、
改めてお店選びでしらふが一番大事にしていることがあります。
それが、
「一人の人間として扱われているか」
ということ。
夜の世界って、どうしても人を商品として見る部分があります。
お客様から見てもそう。
お店側から見てもそう。
売上が数字になって、指名数になって、時給になって、ランキングになって。
もちろん仕事なので、それ自体が悪いことではありません。
でも、その中でも、
「この人は人間だから」
という部分を忘れない環境で働きたい。
無理なものは無理と言える。
相談ができる。
意見を聞いてもらえる。
失敗した時に頭ごなしに否定されない。
そういう最低限の部分があるだけで、
「この人たちのためにも頑張ろう」
と思える。
逆に、そこがなくなったら、
「ここで頑張る意味って何だろう」
となってしまう。
今回の出来事を通して、改めてそこを更に考えるようになりました。
来週、ちゃんと話してみます
なので、来週。
黒服さんに、今思っていることを全部話してみようと思っています。
悩み相談というより、
「私はこう思っています」
を全部伝えるつもりです。
どう受け取られるかは分かりません。
面倒くさいと思われるかもしれない。
考えすぎだと思われるかもしれない。
でも、何も言わずに我慢して、自分の中だけで勝手に不満を膨らませるのも違うと思う。
一度ちゃんと伝えてみる。
そして、その後どうなるのかを見る。
それでも変わらないなら、その時にまた考えればいい。
今だから分かること
入店して1ヶ月、2ヶ月。
そのくらいでは、お店の本当の姿なんて分からないのかもしれません。
体入では見えなかったこと。
面接では分からなかったこと。
最初は優しく見えた人の別の一面。
逆に、最初はよく分からなかった人が実は頼れる人だったり。
長く働いているからこそ見えてくるものもある。
そして、長くいる人にしか分からない「そのお店の空気」もある。
だから最近は、
「入ってみないと分からない」
という言葉を以前より強く実感しています。
だからこそ、これから夜職を始めようとしている人には、
「この店なら絶対大丈夫」
とは言えません。
そんな店があるのかもしれないけど、少なくとも入る前の自分には判断できませんでした。
だから、自分で見て、働いて、感じて、考えて。
合わなければ変える。
それでいいと思います。
しらふ、少しだけ強くなったかもしれません
今回のことで、正直ちょっと人間不信っぽくなった部分もあります。
「もう誰にも頼らない」
と思ったり。
「自分しか信じられない」
と思ったり。
でも、これもずっと続く感情ではないと思っています。
たぶん今のしらふは、
「期待しすぎない」
ことを覚えている途中なんだと思います。
誰かに期待して、その通りにならなかった時に勝手に傷つくくらいなら、
最初から自分でやる。
でも、助けてもらった時にはちゃんと感謝する。
自分を大切にしてくれた人には、自分も大切にする。
それくらいの距離感が、今のしらふにはちょうどいいのかもしれません。
そして何より、
この仕事をする目的は変わっていません。
語学留学。
その先にやりたいこと。
夜職はそのための手段です。
だから、ここで誰かに振り回されて目的まで見失うのは違う。
嫌なことがあっても、
「じゃあどうする?」
と考える。
必要なら相談する。
必要なら環境を変える。
そして、自分で決める。
それでいい。
最後に
今回は、今までの記事とは少し違って、
かなりリアルな部分を書きました。
もしかしたら、
「そんなお店なら辞めればいいじゃん」
と思う人もいるかもしれません。
逆に、
「夜の世界なんてそんなもんでしょ」
と思う人もいるかもしれません。
でも、しらふ自身は今、
辞める・辞めないを決める段階ではなく、
「まずちゃんと話してみよう」
と思っています。
その結果どうなるのかも含めて、また記録していきたいです。
夜の世界に入って、
楽しいことだけじゃなかった。
嫌なこともあった。
期待して、裏切られたように感じたこともあった。
でも、そのたびに
「じゃあ自分はどうしたい?」
と考えるようになった。
それだけでも、最初の頃のしらふとは少し変わったのかなと思います。
これからどうなるかは、まだ分かりません。
でも、
自分のことは自分で決める。
それだけは忘れずにいたいです。
そして、もし今夜職を始めようか迷っている人がいたら。
「この世界は怖いよ」とも
「絶対稼げるよ」とも言いません。
ただ、
入ってみないと分からないことは、本当にたくさんあります。
だからこそ、自分の気持ちだけは置いていかないでほしい。
無理をしてまで誰かに合わせなくていい。
頼ってもいい。
相談してもいい。
でも、最後に自分の人生を決めるのは自分。
しらふも、まだまだその練習中段階を突き進むだけ。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
次は、来週の話し合いを終えて、
「実際に黒服さんへ全部伝えてみた結果」
を書けたらと思っています。
また良くも悪くも、ありのまま記録します!