GM破産
一体どんな時代なんでしょうか。。
一寸先は闇と言いますが本当にその通りです。
GMは、トヨタ自動車に抜かれる08年まで
70年以上にわたって世界最大の自動車会社として、
米国経済を象徴する存在でした。
08年と言えば昨年ですからね。
昨年までは世界最大の自動車会社が
今年には破産なんて、そんな事が起こっていいんでしょうか。。
もちろん7四半期連続の赤字だったりと、
内部はすでに崩壊だったとしても
とんでもないギャップである事は間違いありません。
ハンパないなぁ~。。。
どんなに注意していても避けられない事ってあるでしょうから、
やっぱり謙虚にバッファを持って現実的に冷静に。
時にアグレッシブだったとしても
諦めない不屈の精神と気力が必要なんだろうな。
もちろんGMほどの企業であれば、
そういったスペシャリストじゃなきゃ
トップにも立てないだろうけど、現実として
破産してしまっているわけですからね。。
でも逆を言えばGMが大きな会社過ぎたから、
とも言える部分はあると思います。
巨大化し過ぎてしまうと、
プラスも巨大ですがマイナスも当然巨大化し、
実は取り戻すのが非常に困難になるということ。
16兆円の負債なんて
どうにも出来ないですからね。。。
とは言え小さい会社はグロスで見たときに
当然小さいマイナスでも厳しいので、
負債額が大きいか小さいかで言えば
大手は大きいし、中小は小さいというだけの話。
ですから重要な事は赤字を続けない事。
結局赤字が続けば企業の身丈以上の負債になってしまい、
取り戻せなくなってしまう。
赤字というのは利益以上の非生産があるという証拠ですから、
色々なものをカットしてでも生産効率を上げなければいけません。
会社にとって利益は血液、という表現を良くしますが
赤字は出血している状態。
出血が続けばいつか多量で死んでしまいます。
ですから出血を続けない事。
止血するか、動かないで耐えるか、どちらかしか無いんですね。
GMの破産は日本に与える影響も甚大だと思われますので
備忘録として心に留めておく必要があると思います。