マジック
広告業をやっていると、
本当に業種問わず色々な企業と出会います。
色々な企業から色々なビジネスを学んでいくうちに、
利益を生み出すという事はマジックなんだ、といつも思う。
売上、原価、粗利という数字レベルでの話では
利益というのはマジックでも何でもなく、
むしろクリアなもののように思える。
ところが利益を生み出すビジネスというのは
まさにからくりの連続である。
マクドナルドが販売価格を50%OFFしても
売上が伸びるのもそう。
Googleがすべて無料でコンテンツを提供しているのに
売上・利益が伸びるのもそう。
エンドユーザーや取引先に、
「当たり前」のHappy(利益)を提供しているのに
自社も利益が出るというのは変な話、
ありえないモデルでは無いのか。
メリットの裏側にデメリットがあるのと同じように、
本当にすべてが良いなんてことは無いのではないかと。
もちろん全てではないが
優秀なビジネスモデルを構築し、
利益を生み出している企業は
そんなからくりをたくさん持っている。
なんでそれで利益が出るのか?
そんな疑問が沸いて来るようなビジネスモデルは強い。
最近は企画をプロデュースさせていただく事も多いので、
このマジック理論はいつも気にする事。
まずエンドユーザーや取引先に
メリット(利益)が出るような企画を立案する。
その上で当社にメリット(利益)が出るように、
頭をひねって、そのマジックをたくさん考える。
実現出来そうもないマジックは当然NG。
そしてここでマジックと敢えて言っているのは
マジックは幻想ではなく、タネがあるという事。
たくさんのタネを
たくさんの事例や企画から
蓄積する事。
これが複数のマジックを
生み出すことが出来る業である。
5つのタネしか持っていない企業よりも
10のタネを持っている企業の方が
優秀なマジシャンであり、
満足させてくれるというわけです。
利益を生み出す事や、
企画を立案する事を極めたいのなら、
マジックを勉強するのは良い事かも(*^_^*)