企画は自分伝言ゲーム
今日は広告の話を。
広告の企画立案には絶対なるストーリーと
それを納得させる「当たり前のこと」が必要です。
当たり前のこと、というのは例えば
寒いなら上着を着るのは当たり前
熱いなら上着を脱ぐのは当たり前
と言ったような誰でも納得が出来る当たり前のことです。
例えばクライアントがターゲットとするユーザーが
仮に大学生だとしたら、
学校に行きますよね?とか
アルバイトしようとしますよね?とか
というのがここで言う当たり前となる。
その当たり前をずっとストーリ化する。
これが企画かなと思う。
例えばお腹が減ったら食事しますよね?から
食事なら外食するかもしれませんよね?から
外食ならお金使いますよね?から
お金使うならキャッシングの可能性ありますよね?
と言った具合。
ですがこのストーリ形成の中にはシーンと一致しない、
「当たり前」に見える「当たり前じゃない」があったりするので要注意です。
例えばお腹が減ったというファーストシーンから
外食行くためだけにキャッシングをするのか?というのが
ここでいう「当たり前じゃない」に当たります。
ですから本来は
彼女の誕生日に食事しますよね?からスタートであれば
最後のキャッシングまで当たり前のストーリーが生まれる。
つまり嘘のない当たり前と
マインドの移行がスムーズなストーリを
繋ぎ合わせていくわけです。
夜のシーンの代表格であるクラブでスポンサーがつきづらいのは
遊び⇒サービスへのマインド移行がスムーズで無いからです。
遊び⇒酒へのマインドはスムーズなので
クラブのようなところではお酒かタバコくらいしか
企画がハマりづらいわけですね。
ですからその中でもガールズコレクションのような
遊びを更に細かくファッションの遊び、としたりするのは
スポンサーを獲得出来ているイベントの成功パターンですね。
企画を生みやすくしているわけです。
企画のプロは多少無理があっても
当たり前のストーリーを生み出すことが出来ますから
これが企画屋の強いところだと思います。
たくさんの要素から繋ぎ合うネタを見つけ出す。
企画って自分の中だけの
伝言ゲームのようなものですね(*^_^*)