サービスの本質は鏡である
お客様にありがとうと言われる商売をする。
これって究極ですよね。
いわゆる先生とか言われる職業の人は
こういった事が多いですが、
これを商品・サービスで出来たら究極。
でもモノ作りや広告を提案する立場として
目指さねばならないゴールはココだと思ってます。
ですからお客様にありがとうと言ってもらうには
どうすれば良いのかを常に考えます。
普通にしていたのではありがとうとは言われない。
お客様の満足度を圧倒的に超えた時、立場が逆転する。
そして「ありがとう」という言葉が発せられる。
感謝。
感謝しているのに感謝される。
不思議。
でも答えはある。
例えば商品であれば安く売ったからと言って
お客様に感謝されるわけでない。
悪い例がセールや親族・友達割引(ファミリーセール)だ。
セールで商品を買ってブランドに感謝する人は居ないだろう。
むしろ売れ残りなんだから安くして当たり前、
いつもより安く買えてラッキー、といった気持ちにしかならない。
セールや仲間内という事が前面に出てしまった時点で、
満足度はそのラインが普通になってしまう。
それでは感謝されるサービスにはならない。
答えは「鏡」ということである。
どういう事かというと、
セールはサービスを提供する側のメリットが大きい。
そのメリットが結果的に買い手にもつながっているだけである。
つまりセールはお客様主導のサービスでは無いという事。
自分のメリットを考えれば、
それは鏡に移っても自分のメリットである。
もしも買い手主導のサービスが提供出来たらどうだろうか。
買い手のメリットは鏡で見ても買い手のメリット。
つまりここでいう鏡とは、
こちらの思う事が相手も同じになるという事。
人を嫌えば人に嫌われるのと同じ。
恋人の嫌なところは
自分の悪いところだったりするのと同じ。
人に何かをやって欲しければ
自分がやってあげなければならないのと同じ。
鏡に映してもお客様のメリットになったとき、
それは高い満足度を示し、ありがとうと言われるサービスに変わる。
そんなサービスを目指さなければいけないと思います。