グローバル
今回のサブプライムが引き起こした騒動は
まだまだ続きそうですが、AIGへの公的資金による
救済によってまた色々動きがありそうですね。
外資の大手、とくにアメリカの優秀な金融企業が
倒産するなど誰も想像していなかった。
それゆえ今や日本の保険金融市場に
外資系企業が大きく食い込んでいる。
外資系保険会社は資金も豊富で、バラ売り出来る商品構成や、
ダイレクトマーケティングによって価格も良かった。
ところが保険など金融市場において一番のリスクは
預ける会社が倒産すること。
そのリスクは加入する段階で当然リスクヘッジの話もあるのだが
あまり現実味を帯びて聞いていないものだ。
今回のサブプライムの件で、お金を預ける会社の保全体制は
非常に重要な項目となる。
つまり投機的な案件は収縮し、国債などの安定性を求める。
ところがその国自体にヒビが入っていると考えたらどうだろう。
今や日本もアメリカも国自体が黄色信号。
どこに預けても国が破綻してしまうリスクは無いだろうか。
そこまで考えさせられる事件だと思いますね。
現にリーマンをAIG同様に救済出来なかったのは
アメリカの資金不足によるものと言われていますし。
もう何年も前から言われている「グローバル」という言葉ですが
ようやくビジネスに関わらず、一般の人でも考え
行動に移さねばならないキーワードのようです。