日本人は弱くなった
世はまるで磁石のようである。
+の反対が-のように。
ビジネスも同じである。
売上を上げなければ事業は成立しないし、
前向きな展開も出来ない。
つまり楽しむ事が出来ない。
とは言え売上を上げるには
色々な壁を乗り越えて努力しなければならないし、
辛い事も多々ある。
つまり楽しい事(+)と辛い事(-)は紙一重なのだ。
-⇒+の法則である。
楽しい事をしたければ辛い事を乗り越えればいいだけ。
辛い事を乗り越えられなければ楽しい事はやってこない。
そしてその辛い壁が高ければ高いほど
大きな楽しみがやってくる。
ただ今の世の中、メディアなどが
浮かれた話ばかりを先行させているせいか、
辛さの裏側に楽しみがあると思っている人が減っているような気がする。
どちらかと言うと楽しみを追求したら辛かった。。。なので辞めた、とか
そんな事が日常茶飯事に行われていないだろうか。
+⇒-という新しい法則が成立しているのである。
バリバリバリューや株式で儲けた人の話など、
成功者をクローズアップするのは良いが、
成功者にはそれなりの苦労がある。
その苦労を度外視に表面的な利だけが身近に感じ、
苦労は自分には無縁と思ってはいないだろうか。。
成功者の書物などで苦労もしっかりと語られている、と
思う方もいるかもしれないが
苦労というものは成功すれば美化されてしまう。
それでは苦労の本質を感じ取る事はできないのだ。
おそらくだが、日本人は成功を事前に知らないほうが良い。
戦後という底辺からコツコツと努力をし、苦労を味わいながら
一時はNo.2までのし上がってきた民族なのだから。。
アメリカは違う。アメリカンドリームという成功の歴史は
今に始まった話ではないからだ。
日本は戦後のコツコツした努力で今がある。
「今」の成功者を例にしたようなアメリカンブームは本質ではない。
日本人は強い。
いや、強かった。
コツコツと苦悩を乗り越え努力できる民族だからこそ強くなれた。
今後のミーハーな成功者ブームに乗っかり、
コツコツ努力できなくなった日本人は絶対に弱くなる。
日本にうつ病は無かった。
やはり成功者を生み出せば生み出すほど
そういった苦悩者が増えるのも事実であろう。
世の中には+と-は必ず同じ分だけ存在する、と言う事なのだろう。。