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メディア

広告代理店の流れは近年変わりつつあります。



従来までのスペースブローカー的な、

アドバタイジングメディアレップ。


今後はコンサルティング的な、

アドバタイジングエージェンシーとでも言いましょうか。。



広告に重要な事は「枠」と「使い方」です。



広告が誕生したばかりであれば重要なのは「枠」。

その枠に掲載できるかどうかが価値です。



枠は数が限られていますので分かりやすいです。



そして広告が成熟してくると重要なのは

「枠」の「使い方・活かし方」でしょう。


枠にたいして色々なクライアントが占有してくるため、

その中でも差別化した使い方・活かし方が必要になります。




インターネット広告では枠が誕生して

まだまだ月日は浅いです。


本来ならば枠の価値がもっとあってもいいはずなのですが

インターネット広告は枠の価値よりも

成果の方に移ってしまっています。



これはインターネットが、広告だけを収益モデルとして

誕生しなかったと言う事が最大の原因でしょう。



ネットは最初はHP制作やドメイン、ネット回線など

インフラを中心として成熟してきました。


そのため今話題になっている

CGMなどと言う方面に向かった所以です。


ネット広告は、すでに広告としてのフィールドから

外れて誕生してしまったのです。


では本来の広告とは。。



広告は広告のみで収益が成り立つモデルで、

かつ限られた枠でなければならない。



広告のためにコンテンツに気合を入れる。

コンテンツのために広告に気合を入れる。



まさにこんな関係でなければ

どっちつかずになってしまうはずです。


つまり枠では販売出来なくなるわけです。



そういう意味で、デジタル放送による多チャンネル化は

TVの広告モデルを侵食する恐れがあるため危険です。



ただ勝つメディアはやっぱり枠の価値があります。


最終的にはメディアで絞られているのではなく、

ユーザーに絞られるメディアが生き残っていくでしょうね。