久しぶりに興味深いマンガを見つけたので記録・・・
- マンホール 新装版 上 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)/筒井哲也
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
上下巻です。
最近、エボラとかMERSとか、鳥インフルエンザとか・・・
予防接種で防げるようになった病気もあれば、
新たに脅威として広がりをみせる病気も出てきているわけです。
前に映画「感染列島」を見て、すごく恐ろしいと思ったし、
そういうことがありえる現代で、そうなったとき自分は冷静でいられるのか
とかすごく考えたことがあります。
あとゲーム「バイオハザード」の内容だって、
もしかしたらああいう研究が世界のどこかで行われていて、
いずれ悪意を持った誰かにアウトブレイクさせられるかも。
この「マンホール」。
病気・・・というか寄生虫の話なんですが、
これまたありえそうでこわい。
そして、「犯人」は悪ですが、犯人なりの正義をもってるわけで
それを否定できなかったりする・・・
救いなのは、主たる登場人物2名がすばらしい人格とセンスと
正義をもって行動しているところです。
そして何より全編的に暗く絶望感が漂ってはいるんですが、
バッドエンディングではないところが救い。
2巻ともに買って、一気に読み進めました。
「うわあ」とか「ええ!?そんなん、どうなんねん!!」
みたいな展開もありましたが、エンディングには安堵。
でも・・・ストーリーにもあったけど
「犯人の意志を継ぐ者」がまたあらわれたときに、
そのときはどうなるのでしょう・・・
もし、新型の感染症でも、人口のウイルスでも、未知の寄生虫でも・・・
そういう「脅威」を目の前にして、私は私でいられるか・・・
ちょっと考えてしまいます。
※長崎で有害図書に指定されているそうですが、
なぜこの漫画が有害図書なのか私は疑問ですね。
もっと「有害な」漫画はそこらへんに転がっているんじゃないかな。
私はコンビニで子どもの目に入るところに売っている
異常描写ばかりの雑誌こそ撤去してほしいですけどね。
コンビニで売らないでほしい(それもトイレ前に多いわ、目に付くわ)。
そこで立ち読みしてる人たちはもってのほか。
レンタルビデオ店みたいに幕の裏に陳列してほしいわ!