父が「がん」と診断されています。
実は4年前に臓器の一部摘出手術を行っていました。
そのときは簡単な手術で、特にその後後遺症が出ることもなく、
むしろ手術以前よりも健康で、退職後の生活をエンジョイしている様子だったんです。
今回見つかったものは、前回よりも厄介です。
今は専門内科にかかっていますが、外科と連携して
今後の治療…というか手術を行うことになりました。
内科の先生と外科の先生が言うことがちょっと違う…。
内科の先生は「一部切除」というし、
外科の先生は「全摘出」という…
父もちょっと戸惑っている様子でしたが、
手術までの検査結果を踏まえて…ではあるけれども、
再発や多臓器への転移のリスク回避のため、
全摘出が前提なんだろう…と、家族で話をしました…。
私も週末から子どもを連れて帰省し、
弟は遠方に住んでいますが、日帰りでわざわざやって来て
担当の先生方のお話を聞きました。
多分一番愕然としているのは、父だと思います。
でも、明るいんですけどね、意外に本人は。
娘であり、でも、今は少し離れたところに暮らしている身としては、
父はもちろん、手術・入院のときに実際に世話をすることになる母の負担だったり、
全摘出となった場合の、例えば食事の管理や日常生活の変化などを
考えると、ホント、せめて呼ばれればすぐに飛んで行ける距離に
子どもたち連れて引っ越したい!と思います。
が、今は、父はそれを望んでおらず、
私の家族も、今の段階ではそこまで突っ走ることは良しとしないと思います。
(もし今後、何かあれば、私の思いを理解してくれることは間違いないと思いますが)
母は不安がっているし、何より弟がえらく落ち込んでまして…
そんな中で私まで沈んでいるわけにもいかないので、
今は「ま、なんとかなるさ」って感じで、そういうキャラでやっていこうと思いつつ
帰ってきました。
「あ、夏休みは子どもたちのドッジボール大会とかあるし忙しいで!」
とか言いながら…(ちょっと薄情な感じしますかね…やっぱり)
「でも何かあればすぐ来るし」(←こっちが本心!)
ってあんまり深刻にならないように伝えて帰ってきましたが…。
ちょうど、ワイドショーで有名な俳優さんが同じ病気だ、と公表していました。
他にも、同じがんで、手術して、臓器を全摘出しても復帰されている
有名人もたくさんおられますからね…。
それは父も「希望」に思っているみたいです。
(有名人のがん闘病公表って、ホント、同じ病気の人には強く影響するみたいですね)