ちょっとクリスマスらしからぬ、暗いまじめなテーマのお話・・・
昨日の神戸新聞一面のコラムに「パパのいないクリスマス」という
タイトルで、某大学教授の先生のお話が掲載されていました。
うちの家族にとても関わりのある内容です。
一部企業の新型インフルエンザ対策の一環である
海外駐在員家族の強制帰国のお話ですね。
筆者はこの対策を「駐在員家族引き裂き政策」とも記載しています。
私は、紹介されているこの「政策」の弊害のなかで、
特に「育児パートナーを失って・・・」というパターンで大きく苦しんだかも
しれません。
(確かにKYなダンナですが、子煩悩ですから・・・)
主人の会社で、新規に家族を伴って海外駐在する予定者は、
うちの家族だけでした。
他の皆さんは、既に何年か家族で生活を共にしていて、
この政策でパパを残して日本に帰国されたご家族です。
皆さん、「あと数年で戻ってくることになっていたんだし。」と
前向きに捉えて、新しい生活にも慣れて生活されていると聞いています。
そして、私たち家族については、
新規家族帯同者が主人だけだったこと、また、部署の事情もあって、
もうすぐ主人は帰国します。
とても幸運なことです。
この「新型インフルエンザ対策」は鳥インフルエンザを想定しているはずです。
確かに鳥インフルエンザは未だ脅威で未知の病気ですが、
この鳥インフルエンザパンデミックはいつ起こるんですか?
いつの間にか、豚インフルエンザを「新型インフルエンザ」と言い換えて、
政策にあてはめてしまっているように思います。
また、鳥インフルエンザパンデミックが起こったとしても、
家族にとったら、家族の大黒柱が日本よりもリスクの高い国で
一人で住んでいるのです。
不安でしょうがないと思います。
長期化するので、駐在員の一時帰国費用への補助を上げようとか、
各社、そういう話題が出ていると思いますが、
そういうことでなくて、制度自体を一度、再考してほしいと思います。
ただ・・・ぽんより家に限って言えば、この1年半の「別居状態」は
家族のあり方を再考できる貴重な機会でもありました。
結果、そうなったことはもう一つの幸運です。
※別件:私が実際に見た中で・・・単身赴任者の一部で、家族を省みず
遊びまわっている駐在者がいることは
駐在員家族としては腹立たしくもあります・・・
後ろから蹴って汚染された川に突き落としてやりたかったです
(ダンナは・・・そうではなかったはずです)